5カ月のロックダウンで「100kg太ったデブ」がブヨブヨすぎる! 医師から“絶望の宣告”も!=中国

 ロックダウンや緊急事態宣言による外出自粛で太ってしまった…… という悩みは世界共通のようで、SNSには体重増への悲鳴が様々な言語で書き込まれている。だが、中国・武漢に住む周さん(仮名)の体型の変化は桁が1つ違う。5カ月のロックダウンでなんと体重が100キロ増えてしまい、今や「武漢で最も太った男」とされているのだ……。

Chinese Man Gains 100Kg During Five-Month Lockdown (Oddity Central)

 今年5月31日、武漢大学中南医院の肥満・代謝性疾患外科センターに1本の電話がかかってきた。電話をかけたのは武漢市武昌区に住む周という26歳の男性で、「もう48時間目を閉じていなくてとても辛い」というSOSだった。医師の李震氏は詳細な状況を聞いて驚愕し、検査や入院の態勢を整え、翌6月1日の早朝に周さんの家へと向かった。

 医師たちが到着した時、周さんはリビングルームの椅子にぐったりと座っている状態だったという。周さんは身長175センチ、体重278キロの巨体で、もともと175キロの肥満体型であったが、インターネットカフェで働きつつダイエットにも励んでいたらしい。だが、新型コロナウイルスのパンデミックが起きて武漢はロックダウン、それからわずか5カ月の間になんと100キロ以上も太ってしまったのだという。周さんには心不全や呼吸器障害などの生命に関わる様々な症状がみられたため、新型コロナウイルス検査で陰性が確認されたのち、急ぎ病院へと搬送された。

5カ月のロックダウンで「100kg太ったデブ」がブヨブヨすぎる! 医師から絶望の宣告も!=中国の画像1
画像は「Oddity Central」より引用

 周さんを救急センターのベッドに運ぶには、4人の医療スタッフに加え、さらに4人の警備員の協力が必要だったという。その巨体のため、診察や検査も非常に困難なものとなった。腕が太過ぎて血圧測定などにも支障があったり、腹部や胸部を巻くモニタリング用のベルトの長さが足りなかったり、肥満による発汗が多くて検査結果に影響したり……と、医師たちは予想外の困難に立ち向かうこととなった。

5カ月のロックダウンで「100kg太ったデブ」がブヨブヨすぎる! 医師から絶望の宣告も!=中国の画像2
画像は「Oddity Central」より引用

 幸いなことに、1週間以上の対処療法でバイタルサインは徐々に改善・安定し、周さんは一般病棟へと移動することとなった。しかし周さんの体は大き過ぎて、病院のベッドでは寝返りも打てないような有様だ。

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