謎の「スレンダーマン」目撃情報相次ぐ!! 口の中に歯がギッシリ? 遭遇すると金縛りに=英
■目撃情報に共通するその姿とは!?
他にも、ブリックレイ氏のウェブサイトには非常に具体的な報告も寄せられている。
「ある朝、キャッスルリングと呼ばれる古代の土塁付近を散歩していた際、遠くの森の中から何かが現れ、自分から100mほど離れた場所で空中に浮いていたのです。まだ空は暗く、カノックチェースの北のルーグリー方面からの光で、その物体が何本かの長い腕を持っているのが確認できました。ビクトリア朝の服と黒く長いコートを身にまとい、ホンブルクハットという正装用の帽子をかぶっていました。その姿は人間ではなく、真っ赤な目、さらに口の中にはまるでカミソリの様な歯がギッシリと生えており、暗い空に光って見えたのです。その後空中から森の中へ消えていきましたが、それ以上は恐ろしくて後を追えませんでした」(サイトに寄せられた投稿より)
ほかにも「自宅の寝室にて、夜中過ぎに物音で目を覚ますと身長2m以上で白い顔に鋭利な歯を持つ怪物がいた」という証言や「目を開けてみると、服も帽子も黒づくめの男が宙に浮いていました。その瞳は体の奥から揺さぶられるような凄まじい赤い色をしており、天井に向かって消えていった」などという証言もあるのだという。
さらに定期的にカノックチェースへ通い、心霊写真を撮っていると言う霊媒師のクリスティーン・ハムレットさんも同様の証言をしており、近いうちにカノックチェースへ戻り、スレンダーマンを追いたいと述べている。彼女は「カノックチェースという地が次の次元へと続く入り口になっているのではないかと長い間考えていました。もしもあの地で他の超常現象が起こっても私は驚かないでしょう」と語っている。
全ての証言に登場する男の特徴は一致しており、黒ずくめの紳士風の長身男性が森の中を浮遊している姿が目に浮かぶようである。
■スレンダーマンは作られた化け物だった!?
幽霊や妖怪などの中には、人間が作り上げたキャラクターに由来するものも多く、それが口コミで拡がり都市伝説になるのは珍しいことではないが、実はこのスレンダーマンもある人物が作り出したものだという。2009年に「Something Awful Internet Forum」というウェブサイト上でエリック・クヌーゼンという人物が投稿した架空のキャラクターなのだ。
しかし欧米での相次ぐ目撃談をはじめ、昨年5月にはアメリカのウィスコンシン州にて「スレンダーマンの手下になりたい。手下になるには人を殺さなくてはならない」と12歳の少女2人が、同級生を刃物で19回に渡り刺すという事件が起こった。加害者の1人はスレンダーマンが常に監視していると信じていたなど、一部の人間、特に子どもたちに影響を及ぼしている。
このスレンダーマンを題材にした映画も作られているが、この中では少女が連れ去られる様子が描かれている。再生回数が350万回を超えていることからも、人々が関心を寄せているのは確かであろう。
スレンダーマンは確かに人間のイマジネーションから生まれたものかもしれない。しかしスレンダーマンが存在するかどうかを現時点で決めつけてしまうには少し気が早いのではないだろうか。摩訶不思議な森のあるカノックチェースから当分、目が離せない。
(文=清水ミロ)
参考:「The Sentinel」、「Know Your Meme」ほか
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