英紙「エコノミスト」の表紙に隠された予言 ― ハブられた日本5月11日に人工地震発生か?

英紙「エコノミスト」の表紙に隠された予言 ― ハブられた日本5月11日に人工地震発生か?の画像12015 世界はこうなる』(日経BP社)より

『エコノミスト』という、国際政治と経済を中心に扱う英国の週刊新聞がある。この新聞社は年末になると、来たる年の世界情勢について論じた本『世界はこうなる』シリーズを30年近く出版し続けているが、そこで語られる内容は世界中のリーダーたちも重視しており、翌年の舵取りに役立ててきたとされる。そのため、各国の記者や編集者の間では、今後を予測する上で“極めて重要な”1冊と認識されているのだ。

 さて、昨年末にも『2015 世界はこうなる』(日経BP社)が出版されたが、今回は特に、その表紙が「2015年に世界で起きることを予言しているのではないか」として、様々な憶測を呼んでいることをご存知だろうか? では、問題の表紙を詳しく考察してみることにしよう。


■ビートルズの名盤を意識している!

 まず、『2015 世界はこうなる』の表紙を一目見ただけで、筆者同様に“あの”アルバムを思い浮かべる人が多いのではないだろうか。そう、ビートルズの最高傑作とも謳われる『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』だ。

 1967年にリリースされた『サージェント・ペパーズ』では、4人のメンバーが影響を受けた人々の姿が描かれているとされるが、パラマハンサ・ヨガナンダ師(インドの聖者)や、アレイスター・クロウリー(黒魔術師)の姿も見られる。そして『2015 世界はこうなる』の表紙では、コラージュされた世界各国の指導者の姿が並び、その周囲に様々なものが配置されている。『サージェント・ペパーズ』に倣えば、これは今年の世界情勢に大きな影響を与えるものが示唆されていると判断するのが妥当だろう。


 ところがこの表紙、見つめれば見つめるほど、何らかの隠された意味が込められているのではないかと想像を掻き立てられる、不可思議な点が多々存在するのだ。

■秘密結社のアピール?

英紙「エコノミスト」の表紙に隠された予言 ― ハブられた日本5月11日に人工地震発生か?の画像2画像は『2015 世界はこうなる』(日経BP社)より

 中央左に配置されている、独・メルケル首相の姿を見てほしい。首相は、まるで三角形を作るかのように両手の指を合わせているが、その指の奥にはジャケットのボタンが覗く。表紙に使う肖像としては、あまりにも不自然なポーズに感じられないだろうか。

 三角形の中に目を描くシンボルは、実は「プロビデンスの目」または「すべてを見通す目」といって、秘密結社が好んで使うものだ。米国の1ドル紙幣には、ピラミッドの上に目がある構図も見られるが、これはアメリカ合衆国が秘密結社によって作られた国家であることを示すものだ。

 この「プロビデンスの目」を手で表すためのハンドサインがあるが、通常は両手の親指と人差し指で三角形を作り、その奥に目を置くというものだ。だが、メルケル首相は上着のボタンを目の代わりとしているのだろう。しかもこのサイン、首相は公の場で頻繁に示しているというのだ。このことは、彼女が結社の一員であることを想起させる。


■日本についての示唆

・ 安倍首相がいない
 そのように見ていくと次に気がつくのは、日本の安倍首相の姿がないことだ。もっとも、日本の首相が描かれなかったのは2015年版が初めてというわけではない。しかし米国・中国・ロシア・ドイツなど各国首脳陣が勢揃いする中、世界有数の経済大国である日本の首相が描かれていないのは、極めて不自然だろう。そこには何か隠された意味があるのだろうか。

英紙「エコノミスト」の表紙に隠された予言 ― ハブられた日本5月11日に人工地震発生か?の画像3画像は『2015 世界はこうなる』(日経BP社)より

・ エネルギー問題
 実は、安倍首相の姿はないが「日本的なもの」が2つほど登場している。1つは浮世絵に描かれた男の姿であり、もう1つは相撲の力士だ。そしてこの力士が持ち上げている乾電池が、紅白の色をしているが、日本とエネルギーについて何かを示唆しているのかもしれない。

・ 日中外交問題
 さらに力士の隣にはマッチョ体型のパンダが立っているが、履いているパンツが中国の国旗であることから、これは中国を示していると思われる。力士の体格がパンダの膝ぐらいまでしかないことから、日本と中国の力関係を端的に表そうとした意図も読み取れる。

 参考までに、2013年末に出版された『2014 世界はこうなる』の表紙を見ると、安倍首相の写真はあるが、小さい。どうも各国首脳陣の写真の大きさが、世界におけるその国の影響力を表しているようだ。そうであるとしたら、『2015 世界はこうなる』で安倍首相がいないということは、今後どんどん日本のプレゼンスが低下することを示唆しているのだろうか? 加えて2014年版では、安倍首相の写真の左隣に、矢が数本刺さった的(まと)の写真が配置されていた。これは、日本が何らかの「標的」にされるという予言だったのか。確かに日本人がシリアで「イスラム国」に拘束されたのは、2014年のことだったが……。

 これらの他にも2015年版の表紙右側を見ると、キノコ雲とミサイルがセットになったイラストがあるなど、何らかの不吉な予感を感じ取ることができる部分が実に多い。

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