英紙「エコノミスト」の表紙に隠された予言 ― ハブられた日本5月11日に人工地震発生か?
■巨大地震も予言している?
さて筆者が最も注目したのは、やはり今後の巨大地震発生を示唆する部分はないか、という点にほかならない。
2015年版表紙の右下部に目を向けると、まるで「不思議の国のアリス」のような少女が後ろ向きに立っており、その前に2本の矢が刺さっている。そしてその矢には「11.5」と「11.3」の数字が書かれている。もしこれらの数字が日付を示しているとすれば、『エコノミスト』は英国の新聞であるため、英国式表記で「日.月」の順であると解釈することができよう。つまり、それぞれ「3月11日」と「5月11日」ということになる。3月11日は、もちろん東日本大震災が起きた日付なので、「次は5月11日に巨大地震が来る」という予言ではないかとネット上で噂する人もいる。
そういえば、ブログで東日本大震災の発生を的中させた予言者・松原照子氏は、昨年12月18日の「日本地図に見入っています」と題したブログ記事で、最近「115」の数字が気になるとブログで書いていた。もしもこの数字が日付だとすれば、「11.5」または「1.15」と区切ることもできるが、上記と同様に「5月11日」と解釈することもできる。
5月に地震が来るという解釈ならば、昨年11月の長野県神城断層地震を的中させたとされる高校生ブロガーのzishinkozou氏は、昨年12月14日の記事で「M7以上の東南海地震が今年4月頃に起きる」と予測しており、時期的に近い。また、以前の記事で紹介しているが、霊感と体感で地震を予測する主婦ブロガーのリシル氏は、2015年の夏に東海地震が起きると「霊さん」から聞いたという。これら予言者たちの指摘をまとめて解釈することが許されるならば、「2015年の春から夏あたりに、南海トラフ地震が起きる」となるではないか。
筆者は35年以上超常現象を研究してきたが、大地震を日にちまで予言してズバリ的中した例は存在しない。それだけ自然災害のピンポイントの予言は困難だということだ。もしも、本当に5月11日に大地震が起きるとすれば、それは陰謀論でよく言及されるところの「秘密結社による人工的な地震」ということになるだろう。この「人工地震説」に関して筆者は否定的立場であるが、このような予言の解釈もあるということで紹介した。
こう見ると、2015年版の表紙には、過去にないほど謎めいた象徴が散りばめられていることだけは確かなようだ。2012年に『エコノミスト』編集部がまとめた『2050年の世界』(文藝春秋)という本では、日本の未来がかなり悲惨なものとして描かれている。平均年齢52歳という老人国家となり、2010年に世界のGDPの5.8%を占めていた日本のGDPは3分の1に減少し、もはや先進国とは言えない状態になってしまうという。『エコノミスト』が示唆する日本の未来を変えるためにも、今何ができるのかを考えることが重要かもしれない。
百瀬直也(ももせ・なおや)
超常現象研究家、地震前兆研究家、ライター。25年のソフトウエア開発歴を生かしIT技術やデータ重視の調査研究が得意。ブログ:『探求三昧』、Web:『沙龍家』、Twitter:@noya_momose
※百瀬氏が企画・執筆したコンビニムック『2015予言 戦慄の未来記』(ダイアプレス)、大好評発売中!
※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。
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2024.10.02 20:00心霊英紙「エコノミスト」の表紙に隠された予言 ― ハブられた日本5月11日に人工地震発生か?のページです。ビートルズ、地震予知、百瀬直也、安倍晋三、英国、外交、エコノミストなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで