“UFO目撃のメッカ”に現れた謎の「カモメ型・三角錐UFO?」=イギリス
2月17日、イギリスの有名なビーチリゾートで、UFOと思われる未確認飛行物体が激写された。物体が現れたのは、イギリスのコーンウォール州にあるブード・ビーチだ――。
■UFOのメッカに現れた謎の飛行物体
三角錐のような形状をしたその物体は、ドローン(無人偵察機)説、はたまたロシアの爆撃機説など、正体をめぐって、現地では物議を醸しているという。実は目撃されたコーンウォールはUFOのメッカとも言われている場所。なんと毎年40~45回もの目撃情報があるという。
この写真をフェイスブックに投稿したのは、現地のUFO調査団の代表デイビッド・ギルハム氏だ。
「2月17日に撮られたばかりの画像です。皆さん、この謎の物体はなんでしょうか?」とコメント付きで投稿したのが騒ぎの発端だったそうだ。
実は、2週間前にもコーンウォールで撮影されたという、これとはまた別の謎の浮遊物体をアップロードしていたというギルハム氏だが、これらの写真は本人が撮影したものではなく、コーンウォールのビーチに居住しているある人物から提供されたものだそうだ。
■ドローンだという暴露証言、しかし…
写真に収められた不思議な物体は日を追うごとに話題を呼んだが、最終的に思わぬ形で終焉を迎えた。ヴァン・ジョビーという男性が“自分の叔父が操縦していたカモメ型のドローンである”と証言したのである。
ジョビー氏は地元紙「Cornish Guardian」の取材に対し、「今回の“UFO”ではないかと思われていた物体は、実は叔父が無線でリモートコントロールしていた、背中にカメラを搭載したカモメ型の手製のドローンです」と答え、操縦前に撮影したというその姿を紹介している。
本体は飛行途中に海岸の断崖にぶつかって大破してしまったそうだが、「多くの皆さんの誤解や混乱を招いてしまい、申し訳なかった」とジョビー氏は今回の騒動に謝意を示している。
このドローンはカモメの外見と動きそっくりに製作された完全なお手製の機体であった。
いずれにせよ、この驚きの結末には人々の衝撃も大きかったようで、「なんだコレ、面白すぎる!」「信じられない! じゃあ、他のUFO騒ぎも実は嘘なんじゃないか!?」などとコメントが寄せられているようだ。
だが、前述したギルハム氏はこの結論に対しても懐疑的だ。というのも、件のUFO写真は解像度が低い携帯カメラで撮影されているため、実際にその“カモメ” であったかどうかは専門家でも確かめられなかったからだ。
「物体の左上側面に光の様な明るさが認められる」「過去にカモメ型のドローンなど見たことがない」「ドローンであれば大きさが不自然」など、不明点を挙げる人物は少なくない。所属する現地UFO調査団体では今後も追求していくようだが…。はてさて、イギリス有数のUFO出現数を誇る(!?)地で起こった今回の珍騒動。真相は一体?
(文=Maria Rosa.S)
参考:「Daily Mail」、「Cornish Guardian」ほか
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