「富裕層は神に近づくため自らの身体を改造するようになるだろう」大学教授が語った200年後の未来

 ソフトバンクの世界初の感情認識パーソナルロボット「ペッパー君」が6月20日一般販売を開始。受付開始1分で初回生産1,000台が売り切れた。3年間の利用で120万円程度と一般人にもなんとか手の届く範囲の料金設定で、今後一家に1台のロボットという時代の幕開けになりそうな勢いで話題を集めている。そんなペッパー君フィーバーに日本中が包まれる中、英メディアの「Telegraph」によるとテクノロジーの発展により200年以内に人類は不老不死のサイボーグへと進化していくという興味深い記事が話題になっている。


■人類は常にアップグレードし続ける

「富裕層は神に近づくため自らの身体を改造するようになるだろう」大学教授が語った200年後の未来の画像1Telegraph」の記事より

「人類は200年以内に神のようなサイボーグへと進化する」こう唱えるのは世界的なベストセラー『Sapience :A Brief History of Humankind』の著者として有名なエルサレムのヘブライ大学のユバル・ハラリ教授である。「人類は死を克服する事ができる神のような存在になり得る。それは現在の私たち人類がチンパンジーと全く違った存在であるように、未来の人類は現在の私たちとは全く異なった存在になりえる」ということだ。

 ハラリ教授が主張するところによると、種として人類は現状に満足できない欲求に常に駆り立てられ、常に自身をアップグレードし続けなければならないという強迫観念にかられているのだという。

「私たち人間は現状に満足するこのない“不満足感”をプログラミングされているのです。人は喜びや達成感を感じたときでさえも、さらに上へ上と求めてしまうものなのです。私は今後200年以内に生物学的な施術と遺伝子工学技術などのサイボーグテクノロジー技術を兼ね合わせることにより、人類は一部有機体であり一部が無機体である、いわゆる神であるかのような存在へとアップグレードしていくだろうと考えております。それは地球上に生物が出現してから、生物学の上で最大の進化となり得るでしょう。私たち人類がチンパンジーと違う存在である事と同じように、未来の人類は現代の人類と全く違った存在になり得るのです」(ユバル・ハラリ教授)

Sapiens: A Brief History of Humankind

人類の歴史を大胆にまとめた話題作

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