敵兵器や軍事衛星の“スイッチを切る”超秘密兵器をロシアが開発か?
■相次ぐハイテク兵器開発
今回のロシアの防御システム「Krasuha-4」がどのような形で“革命的”なのかは軍事機密のヴェールに隠されているが、近年の軍事技術では、電子攻撃(Electronic Attack、EA)や電子対抗手段(Electronic Counter Measures、ECM)などの開発は各国から相次いで登場している。
とはいえ、それらEAやECM兵器もまた軍事機密であるため実態はなかなか把握できないが、例えばドイツ空軍やイタリア空軍の戦闘機「トーネードECR」は、敵レーダーや対空砲火を制圧する敵防空網制圧(SEAD)の任にあたる電子戦偵察機であるといわれている。「Krasuha-4」が、既存のEAやECM兵器と比べてどのくらい“革命的”なのかに注目が集まるところだ。
ともあれ、このロシアの“秘密兵器”は近々、総合的な検証実験が行なわれ、年内には開発段階を終えてロシア軍に引き渡され実戦を想定したテストが行なわれるということだ。
「Daily Mail」の記事によれば昨今、ロシア軍の兵器開発が相次いでおり、この7月初旬には「対・短距離ミサイル防衛システム」のテストも行なわれ成功しているという。この防衛システムは実際に指定された時間内に発射地点を突き止めて発射装置を破壊したということだ。
また「Mirror」の記事によれば昨今、ロシアのプーチン大統領はソ連崩壊以来かつてないほどに軍事力の強化を進めているという。南シナ海における中国の海軍力の拡大が懸念される中、続いてロシアのハイテク兵器開発が新たな国際緊張を生むのかどうか予断を許さない。
(文=仲田しんじ)
参考:「Daily Mail」、「Mirror」、「Tass」ほか
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2024.10.02 20:00心霊敵兵器や軍事衛星の“スイッチを切る”超秘密兵器をロシアが開発か?のページです。仲田しんじ、軍事、兵器、ハイテクなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで