【検証】「世界で最も黒い赤ん坊、白目もなし」=南アフリカ
【10年以上南米で暮らすラウタ郎が選ぶ、驚愕世界ニュース】
ネットが発達し、世界中のさまざまニュースが国境を越えて報じられる時代になった。しかし同時に、ネット情報の危うさ・胡散臭さも日々上昇中だ。日本ではほとんど紹介されなかったが、まさに「ネット情報はうかつに信じるな」という教訓になろうニュースが、今から1カ月ほど前に世界中で話題になった。
そのニュースは最初、一部のFaceBookやTwitterで拡散された。そこから各国のニュースサイトをへて世界中の好事家の間で話題になった。それは、「南アフリカで、信じられないほど肌の黒い赤ん坊が産まれる!」というショッキングな写真付きの記事だった……。
■ニュースの発信源
発信源となったのは主にスペイン語圏の大手SNSを引用したバイラルメディア。記事には生後間もない、極端に肌が黒く、白目がほとんどない黒目ばかりの赤ん坊らしき写真が添えられた。人間というよりも、猿や類人猿を彷彿とさせる写真だった。そしてこの赤ん坊の写真に続き、生後数年たったとみられる、すでに歩き始めた黒人幼児が白人医師とともに映る写真も添えられた。
この記事がバイラル化、ネットミーム化してさまざまなサイトに転載されるうちに、「この幼児は現在ケニアにて療養中」といった補足コメントや、医療関係者のコメントとして「一見異様に見えるが、肌の状態としては問題はない。色については、先天的な疾患である可能性もある」など、ある意味どうとでも取れるコメントを添えた記事も出てきた。
■ネタか? 事実か?
このニュースが広がり始めた段階で、ネット情報の真偽を疑って検証している一部の層が、ニュースソースの不確かさと「黒い赤ん坊画像」と「白人医師に助けられている幼児画像」の不自然さに注目し、事実を掘り起こす作業に取りかかった。
ネット上の有志による追求が進むにつれ、次々と、それも結構アッサリと明らかになっていく事実。
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2024.10.02 20:00心霊【検証】「世界で最も黒い赤ん坊、白目もなし」=南アフリカのページです。ラウタ郎、黒い赤ん坊などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで