石原慎太郎、福田赳夫… 国会議員はなぜ「UMAネッシー」を探したのか?/康芳夫インタビュー
【国際暗黒プロデューサー康芳夫 インタビューシリーズ 第4回/全6回】
康芳夫は、本サイトのメインテーマのひとつである“オカルト”の分野においても、先駆者であった。
「オカルトいうものはね、立花隆くんの『臨死体験』ってわかる? 実は彼もオカルトの信奉者なんだよ。あまりおおっぴらに言わないだけで、あれはギリギリのところを突いている。彼の臨死体験をオカルトと言うかどうかで判断が分かれるよね。僕が思うに、別にオカルトが悪いってことは全然ないんですよ。干からびた市民社会の潤滑油になってると思いますしね。全然オカルトの連中をおかしいだなんて思ってことは一度もない。ただ、商売に利用してる人たちはいる。そいつらは、もう下等だよね」
そういいながら多くのオカルト仕事を残している康芳夫。代表的なオカルトワークといえば、1973年に石原慎太郎前東京都知事を隊長に結成された、国際ネッシー探検隊であろう。
■石原慎太郎とネッシーを探して
「慎太郎さんも先日脳梗塞で倒れちゃいましたね。僕はブログに“もう一回ネッシー行こうよ”って書いておきましたけど、あの企画をやっていたのは彼が40歳、僕が35歳の頃だったからね。知り合ったのは大学時代だったけど、彼は芥川賞獲った頃だったな、まだ石原裕次郎の“い”の字も出てこなかった頃(笑)。もちろん慎太郎は一躍有名になってました。彼とはいろいろケンカしたり大変だったけど、50年来の仲ですよね」
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