溶けないアイスクリームが完成間近!! 日本人が大好きな●●が開発のカギ!!
猛暑だった今年の夏、例年より思わずアイスクリームに手が伸びることが多かったりして……。溶けたアイスが、コーンや棒を持つ手にダラダラと滴り落ちてくるのはとても残念でもったいないのだが、先頃、科学者によって溶けにくいアイスクリームを作る方法が見つかったというのだ。
■納豆の“ネバネバ”でアイスクリームが変わる

英・エディンバラ大学のケイト・マカフィー教授と、ダンディー大学のニコラ・スタンレーウォール博士の研究チームが、成分を結合させる力の強いタンパク質を使って、溶けにくいアイスクリームを生み出すことに成功した。その頼もしい(!?)タンパク質とは、意外にも日本の食材“納豆”に含まれるあの“ネバネバ”であるというからちょっと驚きだ。
日本人(東日本)にとっては身近な、納豆のネバネバに隠された驚きのタンパク質とは「Biofilm surface level A (BslA)」というバイオフィルム(細菌の群生膜)で、アイスクリームの脂肪分や糖分、水分、空気を“粘り強く”繋ぎとめて溶けにくい状態にする働きをもっているという。さらに溶けにくくするだけでなく、長期間の保存で成分が凝固することも防止し、いつまでも滑らかな舌触りを保つということだ。そして、アイスクリームにBslAを加えることによって相対的に脂肪分を減らすこともできるため、カロリーの低いヘルシーなアイスクリームが作れるという。さらに商品化された暁には、輸送中の温度にそれほどシビアにならずに流通できるという大きなメリットもある。
2人の研究者は、以前からこの納豆菌によるバイオフィルムを研究しており、BslAはバクテリアを良好な状態で保存する防水性に優れた媒介物であると主張している。それが今回、この研究が意外にもアイスクリームに応用できることがわかったのは、まさに“瓢箪から駒”ということだろうか。
「消費者にとっても、メーカーにとっても嬉しい、アイスクリームを改良するこの新たな食材の可能性に、我々は胸を躍らせています」(ケイト・マカフィー教授)
「当初はバクテリアの活用のために行なわれていたタンパク質の研究が、こうしてアイスクリームの商品開発に応用できるなんて、とても愉快なことです」(ニコラ・スタンレーウォール博士)
2人によるとBslAを活用した“溶けないアイスクリーム”は、早ければ3年後にも実際の商品として登場することになるという。真夏でもゆっくり食べられるアイスクリームが一体どんなものなのか楽しみだ。
関連記事
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊溶けないアイスクリームが完成間近!! 日本人が大好きな●●が開発のカギ!!のページです。グルメ、納豆、仲田しんじ、菌、タンパク質、アイスクリームなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで
UFO・宇宙人最新記事
人気記事ランキング更新
- ・トランプ大統領“生成AI説”が浮上か!?
- ・危険な現実逃避「リアリティ・シフティング」とは
- ・歌舞伎町でヤクザを12人も血祭りに
- ・「時間そのものが消滅する日」と、宇宙の“思ったより早い”終わり方
- ・マーク・ザッカーバーグ、マーク・ザッカーバーグを訴える
- ・ニュース生放送中に“謎の手”が出現!キャスターも戦慄
- ・「9月は地震の月になる」カリスマ予言者が警告!
- ・【独占インタビュー】予約2年待ちの霊能者「岡本雅之」が明かす“運命の変え方”! 人生の選択肢を増やす『超次元エネルギー』とは?
- ・札幌の80代女性が100万円詐欺被害!「宇宙規模」のロマンス詐欺
- ・帝国と共に消えたロストテクノロジー、伝説の兵器「ギリシア火」
- ・トランプ大統領“生成AI説”が浮上か!?
- ・危険な現実逃避「リアリティ・シフティング」とは
- ・歌舞伎町でヤクザを12人も血祭りに
- ・「時間そのものが消滅する日」と、宇宙の“思ったより早い”終わり方
- ・マーク・ザッカーバーグ、マーク・ザッカーバーグを訴える
- ・ニュース生放送中に“謎の手”が出現!キャスターも戦慄
- ・「9月は地震の月になる」カリスマ予言者が警告!
- ・【独占インタビュー】予約2年待ちの霊能者「岡本雅之」が明かす“運命の変え方”! 人生の選択肢を増やす『超次元エネルギー』とは?
- ・札幌の80代女性が100万円詐欺被害!「宇宙規模」のロマンス詐欺
- ・帝国と共に消えたロストテクノロジー、伝説の兵器「ギリシア火」