パクチーの好き嫌いはDNAのせい?科学的に判明か?
日本でも段々メジャーになってきつつある食材、パクチー。都内では専門店も複数オープンするなど、人気や知名度も上昇中だ。
パクチー(タイ語)、コリアンダー(英語)、香菜(シャンツァイ/中国語)、シラントロ(スペイン語)などさまざまな呼び名があるが、世界中で親しまれているハーブのひとつである。
独特の風味にハマる“パクチスト”がいる一方で、吐き気がするほど受けつけない人がいるのも特徴だ。
■パクチーは石鹸の香り!?
このパクチーに科学者たちも注目。
およそ7人に1人がパクチーの香りを「石鹸のようだ」と感じているといわれ、驚いたことにパクチーが好きか嫌いかは、遺伝子の構造と関係していることがわかってきたという。
人間には、化学物質の匂いを検出する働きのある8つの遺伝子コードが備わっているが、その中のひとつである「OR6A2」の塩基対は、ヨーロッパ人の半数が持っているといわれ、この塩基対を持っているかいないかで、食べ物の好みが変わってくるのではないかと以前から指摘されていた。
少し前にアメリカの遺伝子解析サービス「23andMe」は顧客5万人にパクチーが好きかどうか、そしてパクチーが石鹸の味がすると感じるかどうかの調査を実施し、やはりこの「OR6A2」がパクチーの好き嫌い(石鹸の香りに感じる)に大きな影響を及ぼしているのではないかと結論づけた。
この調査に基づく研究によれば「OR6A2」遺伝子に変異がある人はパクチーが放つアルデヒドに対して敏感になり、同じくアルデヒドを多く含む石鹸と同じ匂いを感じるというのだ。あなたはパクチーと石鹸が同じ匂いだと感じるだろうか……。
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2024.10.02 20:00心霊パクチーの好き嫌いはDNAのせい?科学的に判明か?のページです。食、DNA、Maria Rosa.S、アスパラガス、パクチー、石鹸などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで