パクチーの好き嫌いはDNAのせい?科学的に判明か?
■“パクチー嫌い”には少なくとも4つの遺伝子的要素が関わっている
しかし、先頃YouTubeに投稿された科学ニュース動画「SciShow」では、「OR6A2」の塩基対を持っている人の中のパクチー嫌いの割合は15%で、同じく持っていない人のパクチー嫌いの割合は11.5%と、その差は微妙であることを報じている。
その一方で、米オハイオ州ツインズバーグで毎年開催される双子フェスティバル(National Twins Days)で行われた調査を紹介し、一卵性双生児の80%がパクチーの好き嫌いが一致し、二卵性双生児では50%の一致率であったことで、パクチー嫌いの原因が遺伝子にあるはずだと改めて力説。匂いに関連する「OR6A2」以外にも、苦味を感じる受容体など少なくともあと3つの遺伝子的要素がパクチー嫌いに関係しているのではないかと示唆している。つまりパクチー嫌いは遺伝子レベルの問題ではあるものの、「OR6A2」の変異だけでなくもう少し複雑なものであるということだ。
■“アスパラガス問題”も存在

“パクチー問題”と同様に、「アスパラガスを食べると尿が臭う」という話も長年学者に研究されてきたのだが、最近では「人の尿が臭う」のではなく、「一部の人が尿の臭いを嗅ぎ分けることができる」ことが解明されてきたとのこと。
アスパラガスが消化される際に、臭いの元となる硫黄含有物質を発生するためであるが、これもパクチーの件と同じく、嗅ぎ分けられる人は遺伝的な要素を持っている人のみだそう。このタイプの人はおよそ20%ほどと想定されており、アスパラガスの食後15分後以降の尿に臭いが出るそうなので、自分が嗅ぎ分けられるかどうか試してみても面白いかもしれない!?
ちなみにパクチーの和名は“カメムシソウ”……。はてさて、貴方の好みは!?
(文=Maria Rosa.S)
参考:「Daily Mail」ほか
※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。
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2024.10.02 20:00心霊パクチーの好き嫌いはDNAのせい?科学的に判明か?のページです。食、DNA、Maria Rosa.S、アスパラガス、パクチー、石鹸などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで
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