“中国版エリア51”に最新鋭ステルス戦闘機が出現 ― 衛星画像が捉えた“巨大すぎる機体”

中国新疆ウイグル自治区の砂漠にある軍事基地は“中国のエリア51”とも呼ばれているが、上空からの衛星画像には最新ステルス戦闘機の機体がとらえられた――。
■中国の砂漠の基地に2機の最新型戦闘機
中国新疆ウイグル自治区にある砂漠地帯、ロプノールはかつての核実験場であり、1964年から1996年までの間に40回以上のの核実験が行われている。1996年以降も対外的な告知なしに5回の地下核実験を実施しているともいわれている。
そのロプノールにある軍事施設は「中国のエリア51」とも呼ばれているほど機密性が高く、非公開の軍用機が収容されていることはまず間違いない。
この場所は軍事衛星によって継続的に監視されており、新たな衛星画像には、現在進行形で拡大を続けている軍事基地と、詳細が明らかになっていないJ-36とJ-XDSと呼ばれる最新型の戦闘機の姿が映っている。

軍事メディア「The War Zone」によると、この第6世代ジェット戦闘機の姿がここで見られるのは今回が初めてで、これまでは製造場所である成都と瀋陽の工場でしか目撃されていなかった。
J-36はまだ公開飛行が行われておらず、そのスペックも不明だが、その機体はかなり大きいと考えられている。
J-XDS(J-50とも呼ばれている)もまだ公開飛行は行われておらず、装備可能兵装や飛行能力についても、まだ明らかにされていない。
独立シンクタンク「パシフィック・フォーラム」の上級客員研究員で、元NATO軍備管理局長のウィリアム・アルバーク氏は「CNN」に対し、「これは中国が自らを世界超大国として位置づけていることを示しています。私たちは新たな軍備競争の初期段階にあります。中国はすでに短距離を走ってており、マラソンに向けて準備を進めています」と語った。
8月27日の衛星画像はJ-36のサイズに関する新たな詳細を提供し、翼幅が約65フィート(約20メートル)、全長が約62フィート(約19メートル)であることを示している。現在2つの明確に異なるプロトタイプが登場している3発ジェット機のJ-36はきわめて大きな戦闘機であるようだ。
9月13日の衛星画像では、J-XDSの翼幅は約50フィート(約15メートル)で、J-36より短いことが示されている。双発のJ-XDSはラムダ型翼平面形状を持ち、J-36よりも小型でスリムであることが判明しているが、そうはいってもJ-XDSは依然として重戦闘機クラスに属する。

「The War Zone」によればJ-36とJ-XDSがこの遠隔地の基地にほぼ同時期に現れたことは、この施設の新たな任務が高度な航空戦闘技術の開発支援にあることを物語っているという。
そして今も拡張工事が続けられているこの基地でいったい何が行われようとしているのか。人民解放軍の活動がにわかに活発になっていることは海軍でも見られ、先日には新型空母の福建の就役が発表された。
軍事活動を活発化する人民解放軍が何を意図しているのか、引き続き注意深い監視が続けれられていくことになる。
参考:「Daily Star」、「The War Zone」ほか
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2024.10.02 20:00心霊“中国版エリア51”に最新鋭ステルス戦闘機が出現 ― 衛星画像が捉えた“巨大すぎる機体”のページです。中国、基地、戦闘機、人民解放軍などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで


