「中国人はホント大したことねえわ」中国に4本足の奇形蜘蛛が現れるも、なぜか発見者に非難集中!?

「黒猫だと思い近付いてみたら、カツラだった」ということがたびたび起きているようだが、人である以上そうした見間違えはしてしまうもの。このたび、中国で発見されたクモは気味悪がられる一方で、発見者に対し非難も集まっている。

 今月4日、福建省福州市に住む周さんは、友人と一緒に寺に遊びに行った。いい大人が友だちと寺で何をして遊ぶのかがそもそもの疑問だが、そこは置いておくとして、到着した周さんは仏殿の門に奇妙なクモを発見した。本来クモは足が8本あるにも関わらず、見つけたクモの足は4本しかなかったのだ! その姿は“×”に見え、クモの巣も同様に“×”。不思議に思った周さんは写真に収め、そして公開した。

「中国人はホント大したことねえわ」中国に4本足の奇形蜘蛛が現れるも、なぜか発見者に非難集中!?の画像2画像は公開された写真「news.163.com」より

 この奇妙なクモを見た一部の人からは、「8本足より気持ちわりー」「奇形かな」「興味深い」といった声が多く上がった。世紀の発見かと思いきや、「足揃えてるだけだろ」「日本に腐るほどいるじゃねーか」「こんなの珍しがるほうがおかしい」「中国人はホント大したことねえわ」といった非難の声が続く。

 足が4本に見えるクモはコガネグモの仲間で、山やあぜ道などに多く生息する。休憩する際に足を束ねるため、8本ではなく4本に見えるのだ。また、巣が“×”になっているのは、大物の獲物を捕らえるためなのだとか。なお、日本では北海道を除くほとんどの地域で見られ、古くから馴染みのあるクモである。

 見た目から「ガンダムにでてきそう」「エヴァの第○の使徒っぽい」という声や、「Xジャンプ!」「Xファンが喜びそうなフォルム」「Xの次のジャケットはこれでいいよな!」とX JAPANに絡め、いじる声も上がったコガネグモ。とは言え、見間違えも知らないことも誰にでもあるわけだし、周さんのことも寛大な心で許してほしい。ついでに、新種のクモを期待しながらこのページを開いた方は、筆者のことも許してほしい。

 ちなみに、日本の未確認生物・ツチノコも見間違え説が有力。目撃例の多くは、“アオジタトカゲ”というトカゲの一種とされており、アオジタトカゲに生える小さな足に気付かず、ツチノコと判断してしまうようだ。また2013年には、「ヒマラヤの雪男・イエティが、古代のホッキョクグマとDNAが一致した」とCNNが全世界に向け報道。多くの登山家や探検家が目撃した“イエティ”も「とどのつまり見間違えだったのか」とUMAファンを白けさせたが、真相やいかに……。

 かくいう筆者も、ツチノコもイエティもいてほしいと願う派。加え、飼っていたトラ猫と見間違えて、愛用していた野球の軟式用グローブ(ファーストミット)を何度も撫でたことがある。

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