聖骸布に世界各地の植物のDNAが付着!?
「トリノの聖骸布」の謎が深まる ― 世界中の植物のDNAが付着!
10月19日付のイギリス「Daily Mail」紙によると、キリスト教においてもっとも謎めいたアイテムのひとつである「トリノの聖骸布」に、新たなる謎が加わったという。このトリノの聖骸布にはヨーロッパのみならず、世界各地の植物のDNAが付着しているという事実が、最新のDNA検査によって明らかにされ、さらに、この聖骸布はインドで製造された可能性さえも浮上してきたようなのだ。
■本物かフェイクか? 深まる聖骸布の謎と真偽闘争
「トリノの聖骸布(せいがいふ)」と呼ばれる縦4.36m、横1.1mの生成りの亜麻布は、キリスト教の聖遺物のひとつで、十字架に磔となり処刑されたイエス・キリストの遺体を包んだ布とされている。歴史的には、聖ヴェロニカの聖骸布や正教会のイコンなど、聖骸布とされるものは複数存在し、どれが本物かという論争もあったが、現存する唯一の聖骸布がこのトリノの聖骸布である。長方形の亜麻布を縦に二つ折りにして遺体を包んだとされるこの聖骸布には、キリストと思しき男性の全身像がネガ状に転写されており、血痕なども残されている。

今回、イタリア・パドヴァ大学のジャンニ・バルカッチャ教授らによる最新のDNA検査を経て、聖骸布に付着している花粉やチリなどが、地中海地域に由来するものだけではなく、世界各地の植物に由来するものまで含まれているという事実が判明した。具体的には、花粉などが示すDNAコードを解析し、その植物が世界のどこの地域で育ったものかを特定する技術を用いることで、この聖骸布には地中海地域原産のクローバー、ライグラス、オオバコ、スギナ、チコリの花粉の付着が確認されただけではなく、中国産のナシ、プラム、クルミ、大豆や、中東産のブドウ、ホーソーン、中央ヨーロッパのスプルース、ウィローズ、東南アジアのキュウリ、北米のニセアカシア、南米のナイツシェードなどの付着も確認された。

当時の農業を考えれば、農作物として育成されていたホップやブドウ、チコリ、キュウリなどのDNAが検出されるのは当然だが、新大陸(アメリカ)発見以前のヨーロッパで、北米、南米由来の植物のDNA付着が検出されている事実は非常に興味深いことである。また科学誌「Scientific Reports」に発表されたレポートによれば、この研究から、聖骸布はインドで生産され、文字どおり世界各地を回り、信者たちと接触し、エルサレム、トルコを経てフランスに到着し、現在イタリアのトリノに納めされた可能性まで浮上してきている。
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