NASA「南極大陸は失われていく氷より、増えている氷の量のほうが多い」と発表も多くの研究家から異論噴出!!

 というのも、NASAゴダード宇宙飛行センターの主任雪氷圏学者であり、論文の筆頭著者のジェイ・ズワリー氏は「氷の増加は、毎年の海面上昇幅が従来の予想より約0.25mm小さくなることを意味する」とも述べているからだ。これは、グリーンランドなど、南極大陸以外の氷の融解がこれまでの想定よりも大きかったこととなり、温暖化による海面上昇は起こるが、これまでの想定よりは緩やかになるだけということ。

 ただ、NASAの発表に対し、ワシントン大学の氷河学者であるベン・スミス氏は「(人工衛星での計測の)技術は1~2cmの高低差に基づいて雪塊の体積を識別する任務には不十分かもしれない」と指摘。この意見に同意した、コロラド州にあるNSIDC(国立雪氷データセンター)の科学者、テッド・スカンボス氏は「たった1つの衛星で識別するには、地形が複雑すぎる地域がある」と補足している。さらに、アラスカ大学の氷河学教授エリン・ペティット氏も、調査方法について「非常に難しい測定方法で、わたしなら相当疑ってかかります」と、まるで信用していない様子だ。

 多くの研究家が異論を唱えるとなると、今回のNASAの発表を鵜呑みにすることはできなそう。ただ、NASAの発表、各研究者の発表ともに温暖化による氷の融解を否定したわけではないのだが「やっぱり温暖化なんて無かったんだな」「温暖化ビジネスだろ」「これから氷河期に入るのに、温暖化なんてするわけないだろ」「温暖化詐欺がとうとうバレたか」といった声が上がるように、どうしても“温暖化”というワードに敏感に反応してしまうようだ。

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