【宇宙人特集】「明らかに宇宙人がモデルじゃん!」と叫ばずにはいられない日本の人面石の謎!
■東北の人面石その1「片倉人面石大明神」
まずは山形県の「片倉人面石大明神」。超マイナーな神様だけあって、ご存知の方は少ないかと思います。僕も全く知らなかったのですが、たまたま別件の取材中に通りがかり、道端にたたずむ奇妙な存在感に驚かされました。これは2001年、付近でのダム建設中に上流から流れ着いたところを発見され、1年後に安置されたものだそうです。
どうですか、この明らかに異星人然とした顔立ち!
爬虫類っぽくもあれば、スペース・スーツのヘルメットをかぶった状態ともとれます。自然石ではなく、人工的に象られたのは確実でしょうが、いつ誰が作ったのかは一切不明。
そのフォルムは縄文チックでもありますが、この付近で縄文遺跡が出たという話も聞きません。修験の聖地・出羽三山に近いことを考えれば、開祖である蜂子皇子の異形をモデルに、昔の行者さんが彫ったものでは、とも想像できます。
ちなみに、この写真の大明神はやけにツルツルしていますよね。もちろん発見時は表面がもっとゴツゴツしており、岩石っぽいテクスチャだったようですが、安置するにあたってキレイに研磨してしまったようです。「なんで古代遺物によけいな手を加えちゃうかなあ!」とも思いますが、ちゃんとした理由があるのかもしれません。もしかしたら、この人面石の元々の「モデル」により近づけるため、あえてツルツル感を出したのでは……。そう考えると合点がいきます。やはりここでも、爬虫類の皮膚、あるいは未来的素材によるスーツの表面といったイメージが想起されるのです。
しかしなにしろ、制作年代も由来もいっさい分かりませんし、そもそも調査すら行われていないようです。僕も村役場に色々な質問をしてみました。村ではどうやって礼拝されているのか、どのような経緯で大明神として祀られるようになったか、どのようにして発見されたのか、などなど。
しかし、それらへの返答は全て「あれについては、よく分かりません」「詳しいことは何も知りません」というものばかり……。オカルト脳にこりかたまった僕は(くっ……。この人たち、なにか隠している……?)と勘ぐってしまったのですが、もちろん本当にただ分からないだけでしょう。
ともかく、この村では川から流れ着いた異形の人面石を、なにか分からないながらも「神様」として礼拝しているということ。それはいったい何故なんでしょう?
……こんな仮説はどうでしょう。もしかしたら昔、この土地一帯は、こういう顔をした異星人が存在していたのではないか? その高度な科学力に圧倒された現地民たちは、彼らを神と畏れ敬ったのでは? そして時が流れ2001年、偶然のイタズラで人面石が発見された時、そうした古代の記憶が無意識に蘇ってしまい、思わず祀ってしまった……。ロマンチック過ぎるかもしれませんが、そう考えれば辻褄が合うような気もしてくるのです。
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2024.10.02 20:00心霊【宇宙人特集】「明らかに宇宙人がモデルじゃん!」と叫ばずにはいられない日本の人面石の謎!のページです。宇宙人、吉田悠軌、宇宙人特集、人面石などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで