元警察官僚が語った日本が警戒すべき“妊婦爆弾”の脅威!新幹線で4000人の殺害も可能か?
現地時間の13日夜にフランス・パリで起きたテロ事件は、129人もの死者を出し、いまなお世界中に不安が広がっている。同日、パリに滞在していた日本人1800人は無事だったものの、同事件に犯行声明を出したイスラム国(IS)の脅威がいかに身近なものとなりつつあるのかを知らしめる結果となった。
昨年以降、ISによって殺害された日本人は4人。現在も、著名な戦場ジャーナリストがシリアで別のイスラム武装勢力に拘束されているとの報道がある。しかし、これまで多くの日本人にとっては、犠牲者に同情はしつつも、一部のジャーナリストなどが「自己責任」で危険地帯に渡った結果であり、テロは身近な存在ではなかったのだ。
だが、ISは今年2月に、「すべての日本の国民はどこでも見つけ次第、標的となる」と、日本をテロの標的とすると宣言していた。事実、パリのテロ事件においても、被害者が出ていてもおかしくはない状況だったのではないかーー。
今後、日本でも警戒を強めていかなければならないテロ事件。今回のように自爆攻撃までも行うISが日本でテロを起こすとなれば、いったいどのような攻撃方法をとってくるのだろうか? 日韓共催の2002年FIFAワールドカップで警備計画の作成に携わった、元警察官僚に聞いてみた。
「02年当時の脅威は、アルカイーダによるテロでした。前年、01年に起きたニューヨーク同時多発テロ事件の記憶が生々しく残っていたので、警備の重責で眠れない日々が続きました。
まず、当時も今も同じですが、日本は欧米や中東と異なり、テロリストが活動するためのイスラム系のコミュニティや支援組織などの基盤がありません。そのため、テロリストは必然的に海外からやってくるので、水際対策で入国を阻止することができるという、有利な点があります。
ただひとつだけ、どうしも阻止できない、驚愕の手口があることに気づいたのです。これは、現在でも警戒する必要があります」
ワールドカップから10年以上が経ち、世界各国のテロ対策や情報共有も進み、テロを行う組織もアルカイーダからイスラム国に変わったにもかかわらず、いまだ警戒する必要があるという手段とはいったいどういうものだろうかーー?
元警察官僚は、「子宮にTNT爆薬を詰め込んだ女性テロリストの存在だ」と話を続ける。
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