【怪しい実験室】超高速で醤油を作ってみた! 気になる味は?
連載:燃やせ! 溶かせ!! 凍らせろ!!! アブナイサイエンティスト集団・薬理凶室が、学校では絶対に教えてくれない魔法のような科学技術を徹底紹介!!! 【隔週金曜日の怪しい実験室シリーズ】
【第四科目・水! 科学パワーを使い超高速で醤油を作成!!】
食卓のお供に欠かせない“醤油”。今回はこの醤油を本醸造の樽と麹で作るのではなく、科学の力で人工的に練成してみよう。
醤油とは、大豆や米、小麦のたんぱく質を麹に分解させて調味料としたものだ。しかし、製造には膨大な時間が必要となる。だが、今回紹介する化学薬品と圧力法を使えば、分解過程を超高速で終わらせ、短時間で“人工醤油”ができるのだ。このカラクリを詳しく解説していこう!
●必要な物
・大豆粉
・塩酸
・水酸化ナトリウム
・圧力容器
・ポリ容器(小)
大豆粉などのタンパク質!
ご家庭にあると便利かも塩酸!
ご存知、水酸化ナトリウム大豆粉はたんぱく源であり、小麦たんぱく由来のグルテンなどでも代用可能だ。通常は脱脂大豆を使うが、普通の大豆粉でもOK。大豆由来で高たんぱくであるプロテインなどでも可能。
塩酸はたんぱく質を高速で分解させるために必要だ。たんぱく質の分解だけであれば、水だけでもできるが、かなりの圧力と温度が必要となり、相当な時間と技術力が不可欠となる。しかし、数パーセント程度の塩酸を使用すれば、分解反応はかなり“緩い”条件で起こすことができる。
水酸化ナトリウムは塩酸を中和するために用いる。塩酸を水酸化ナトリウムで中和すると塩ができるため、醤油に程よい塩分を与えることになる。
どで~ん!! お手製圧力器
圧力容器は、反応させるための圧力と温度を維持するための圧力鍋のような役割。今回の実験で用いた物は、筆者が旋盤加工で作成した。市販の圧力鍋で今回の実験を行うならば塩酸の濃度を濃くし、より緩やかな条件で分解が進むようにしたほうがいいだろう。
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