恐怖の「鉄の肺」 ― 20世紀半ばに多くの子どもを救った人工呼吸器が拷問レベル

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 また、自らの子どもがポリオにかかったメリー・バージニアはこう語っている。

「ポリオにかかるまで娘は近所のプールで元気に泳ぐ普通の子でした。ところがある日子どもが熱を出し医者を呼んだのですが、次第に足の痙攣がひどくなり、大人の私でも制御できないほどでした。それでポリオだと分かり入院した先に『鉄の肺』があったのです。一度に4人使えるタイプのものでした。入院費は他と比べると結構割高でした。ナースの数も足りていなく、筋肉の衰えを阻止するために定期的に子供の足を動かしてやる必要がありました。私の家は裕福な家庭だったので汽車にのって頻繁に会いに行くことができましたが、他の子の親は経済的になかなか来れないようで罪悪感を感じました。『鉄の肺』に入った子どもには絵本がどの子にも効果的でした」。

 1952年の統計では、2万1000人のポリオ患者のうち3,000人以上が死亡したとされている。

 鉄の肺についてビジュアル的により細かく解説されたサイトがあるので、より深く知りたい方はご参照してほしい。

 新しい技術が生まれるまでほんのしばしの間活躍した鉄の肺、しかしそれによって救われた命は数知れない。我々はこういう事実を歴史の闇に葬ってはいけないのだ。

(アナザー茂

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