キラ、チョハ、コテカ…!? ちょっと変わった世界の民族衣装5選!!
●ブータン「キラ」(Kira)
「キラ」とは、“幸せの国”ブータンで着られている女性用の民族衣装。隣国インドの民族衣装「サリー」の影響を受けて発展したもので、長い年月に渡って進化してきたという。着装方法などの独自性は、衣服文化学の観点から見ると特異な存在だといわれている。1989年には日常着として公の場でこの民族衣装の着用が義務付けられた。ちなみに男性用の民族衣装の名前は「ゴ」。くるぶし丈の「キラ」と比べ、「ゴ」はひざ丈なのが特徴だ。
●ジョージア(グルジア)「チョハ」(Chokha)
ジョージア(グルジア)は、旧ソ連の構成国から1991年に独立した共和制国家。「チョハ」と呼ばれる丈の長いコートのような服が民族衣装だ。以前は戦闘服として着られていたらしく、胸部分に弾帯が付いているのが特徴。色はワインレッドや白・黒・グレーが基本色だという。以前は将軍や指導者など権威のある人たちが着ていたのだが、2008年にデザイナーのSamoseli Pirveliが新しい「チョハ」のブランドを立ち上げ、再び注目を浴びている。現在は愛好家グループもあるらしい。
●ダニ族など「コテカ」(Koteka)
ニューギニア島の先住民族、ダニ族やインドネシア・パプア州のヤリ族などが着用する民族衣装、それがコテカだ。細長いひょうたんを原料とし、中身をくりぬいた民族衣装で、青年用の「コテカ・ルルス」と壮年用の「コテカ・ベンコック」の2種類のタイプがある。着用方法は、直に陰茎に被せ、紐で腰あたりに固定させる。そう、つまり「ペニスケース」と呼ばれているアレのことだ。インドネシアではコテカをつけている男性が街中でも見られる。ちなみに若者が「コテカ・ベンコック」を着けるとひどく怒られるらしい。
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2024.10.02 20:00心霊キラ、チョハ、コテカ…!? ちょっと変わった世界の民族衣装5選!!のページです。ドイツ、ノルウェー、ブータン、グルジア、ニューギニア、民族衣装などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで