未成年が頭を銃で撃ち抜かれた場合の生存率は●●%! 銃社会米国ならではのマニアックな研究
2016.01.07 16:00
■生きのこる条件
研究チームでは、傷を負った際の生死を分ける基準として最近開発された、「セントルイス・スケール」を調査対象者らに適用した。この基準では、瞳孔の様子、頭蓋内の血圧、損傷した脳の部位の3要素が生存率に関わっているとしており、特に瞳孔の様子が重要であるそうだ。
この基準で負傷者らの予後を推測したところ、約78%の確率で当てることができたという。どの程度の負傷までは生存の可能性が残るのかを、客観的な指標で判別できるようにすることは重要である。なぜなら、頭部に貫通射創を負った患者が複数出た際に、より生存率が高い患者を優先して救助することが可能となるからだ。
大規模な銃犯罪が発生する度に、銃の規制をめぐって議論が巻き起こる米国だが、今回の研究は、改善されない状況のなかで、少しでも被害を少なくしようとする人々の思いが感じられるものであった。
なお、米国での銃による死亡者数は、殺人事件の被害者数よりも、自殺者数のほうが多い。しかし今回の研究結果から分かるように、頭を撃ち抜いたところで確実に死ねるわけではない。この事実が知られれば、銃で自殺する人も少しは減るかもしれない。
参考リンク:「AANS」、ほか
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