STAP細胞「あって当然」という意見も! 小保方晴子氏が手記で語った真実をめぐる科学畑の見解とは?

anohi.jpgあの日』(講談社)

 日本社会のみならず、世界を巻き込んだSTAP細胞をめぐる問題。最近では報道もずいぶん下火になってきたが、このタイミングで、当事者だった小保方晴子氏が『あの日』(講談社)と題した手記を出版した。

 本書には、帯の「真実を歪めたのは誰だ?」という一文とともに、まるで身の潔白や告白を含意するかのような真っ白い装丁がなされている。また、前書きには「この本の中に真実を書こうと決めました」とあり、STAP細胞が実在することを一貫して主張してきた小保方氏の決意が込められていることは間違いない。


■疑問に対して小保方氏が明かした新事実とは?

 全15章から構成される本手記において、小保方氏は研究者を志したきっかけから学生時代、そして2014年のSTAP論文発表、さらに捏造判定を受け論文撤回に至るまでを綴っているが、やはり国民の多くがもっとも注目するのは以下の2点だろう。

・ 理研の調査委員会が、「STAP現象はすべてES細胞の混入に由来する」と断定したことに対する見解
・ 理研で行われた再現実験の結果、「小保方氏本人が実験しても、STAP細胞を作ることはできなかった」と発表されたことに対する見解

 これらの疑問点について、小保方氏は本書の第12章「仕組まれたES細胞混入ストーリー」と第13章「業火」で自身の主張を繰り広げている。

obokata1-729.jpg写真=小保方晴子/撮影=吉田尚弘

 まず、STAP細胞がES細胞の混入に由来すると断定されたことについては、「私がES細胞を混入させたというストーリーに収束するように仕組まれているように感じた」「周到に準備され、張り巡らされた伏線によって仕掛けられた罠だったとも受け取れた」と自身の関与を否定。そもそもSTAP細胞の培養は論文の共著者である若山照彦・山梨大学教授が主導していたものの、途中で若山氏が態度を翻し、捏造の犯人に仕立てあげられたとして不信感を露わにしている。

 そして再現実験が失敗に終わったとされる点、つまり肝心のSTAP細胞が本当に実在するのかという疑問については、「私が許されていた実験は、マウスから細胞を取り出し、STAP細胞塊を作製することころまで」「作製されたSTAP細胞塊が多能性遺伝子を発現しているかなどの解析は第三者によって行われ、自分で解析することが許されていなかった」と明かしたうえで、「STAP細胞は変化しやすい細胞」「本当に科学の検証を目的としていたのなら、STAP細胞塊の扱いに一番慣れている私に解析もさせて、科学的な結果を見極めるべきだった」と主張している。

あの日

あってほしいなSTAP細胞

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