獣人「イエティ」が公式動物となる日も近い? ビッグフット「パターソン・フィルム」の真実も…!

■イエティ・ビックフット、獣人UMAの正体は二足歩行するクマ!?

 パターソン・フィルムに関しては、半世紀以上たった今でも真贋論争が続いている。山奥で野生生物によく遭遇する釣り人から聞いた話によれば、「パターソン・フィルムのビックフットは、野生生物の動きではない」という。野生生物は何かの気配に気付くと、一度ぴたっと静止してゆっくりと回りの状況を把握するらしいのだ。

 その点、映像のなかのビッグフットはちらっと振り向きながら、立ち止まることなく、そのままスタスタと立ち去ってしまう。しかし、ビッグフットは未知の生物であるので、野生生物とは違った動きをする可能性もあるだろう。

 今回の冒頭で述べたスペインの雪山で撮影されたイエティの動画は、ぶれぶれで短すぎるため判別が難しい。「シロクマだろう」という意見もある。2003年、イエティ研究家の根深誠氏は、イエティの正体を「チベットヒグマの誤認」と発表している。

 クマを見間違うことなんてあるのかと思ってしまうが、実際にクマは二足歩行することで有名で、ネット上を探せばすぐに出てくるほどだ。

動画は「YouTube」より引用

 映像を見てみると、本当に人間のような足取りである。このことから、クマの見間違いである可能性もなくはないだろう。

 ではやはり、イエティはいないのだろうか? しかし、興味深い証言もある。『雪男は向こうからやって来た』(角幡 唯介 著/集英社)の中で、登山家の小西浩文氏が、ヒマラヤの標高4000メートルの寺院に滞在中、1メートルという至近距離で月明かりに照らされたイエティに遭遇したと証言している。クマとも人間とも違う不思議な生き物であったという。

 また同じ本の中に、小西氏以外にも、高名な登山家たちのイエティ目撃談が掲載されている。山と真摯に向き合っている彼らが、妄言を吐くとは思えない。20世紀初頭に発見されたマウンテンゴリラのように、それまでUMA(未確認生物)扱いされていたイエティやビッグフットも、公認の動物になる日も近いかもしれない。
(文=白神じゅりこ)

獣人「イエティ」が公式動物となる日も近い? ビッグフット「パターソン・フィルム」の真実も…!の画像2

★白神じゅりこ
オカルト作家・コラムニスト・ライター。ジャンルを問わず幅広く執筆。世の中の不思議を独自の視点で探求し続けている。
・ブログ「オカスピブログ 東京怪奇大学
ダイアプレスより『2016予言 驚異のシナリオ』、『恐怖の洗脳ファイル』、『UMA未確認生物の真実』も発売中!

※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。

人気連載

現実と夢が交差するレストラン…叔父が最期に託したメッセージと不思議な夢

現実と夢が交差するレストラン…叔父が最期に託したメッセージと不思議な夢

現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...

2024.11.14 23:00心霊
彼女は“それ”を叱ってしまった… 黒髪が招く悲劇『呪われた卒業式の予行演習』

彼女は“それ”を叱ってしまった… 黒髪が招く悲劇『呪われた卒業式の予行演習』

現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...

2024.10.30 23:00心霊
深夜の国道に立つ異様な『白い花嫁』タクシー運転手が語る“最恐”怪談

深夜の国道に立つ異様な『白い花嫁』タクシー運転手が語る“最恐”怪談

現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...

2024.10.16 20:00心霊
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】

“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】

現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...

2024.10.02 20:00心霊

獣人「イエティ」が公式動物となる日も近い? ビッグフット「パターソン・フィルム」の真実も…!のページです。などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで

UFO・宇宙人最新記事

UFOタブーが絡んだ4つの不審死

都市伝説