1595年の宗教画に「スプートニク」が描かれていた?研究者「画家が宇宙人から啓示受けた」
後期ルネサンスを代表する画家の1人であるボナベントゥラ・サリンベーニが1595年に描いた『三位一体』という絵画をご存知だろうか。父なる神、イエス・キリストそして聖霊が描かれているこの画は、イタリアの聖ペトロ教会の祭壇画として歴史的にも非常に有名な絵画である。しかし、英「Express」紙が報じるところによると、今この絵画について、ある意見が世間をにぎわせているという。
■未来を予知? 360年後の未来が描かれた絵画
この「三位一体」という絵画は父神とキリストの間にある球体が「人工衛星スプートニクに酷似している」と話題になっていたが、これまでも当時存在しないはずのものがたびたび絵画に描かれていたことをご存知の方も多いと思う。宇宙人やUFOと思しき物体が描かれているものは、それこそ古代遺跡からも多数発見されている。
これらの絵画のミステリーについてはさまざまな意見があるが、英国最大の超常現象調査協会「MAPIT」の代表を務めるスティーブ・メラ氏は『三位一体』の作者であるサリンベーニは「すでに我々人類の未来を知っていたのでは?」と、数々のUFO会議で主張しているという。
スプートニクとは1957年に旧ソ連が打ち上げた人類初の人工衛星であり、「三位一体」が描かれた360年以上も後世に打ち上げられている。メラ氏は父子の持つ筆がアンテナのように見えることから、「スプートニク(人工衛星)の知識があったとは思えないこの時代に、ここまでスプートニクと酷似した絵を描くとは、彼は何か人類の未来を知っていたのかもしれない」と語っているのだ。では360年以上も後世の未来を、サリンベーニはどのようにして知ったというのだろうか。
メラ氏は宇宙人に拉致、または接触したことのある人の中には“宇宙人から未来の啓示を受けた人も存在している”ことから、サリンベーニも拉致され未来の啓示を受けていた可能性がある、と推察している。これは当然のことながら憶測であり、可能性の1つに過ぎないが、氏は「我々はUFOなどの不可思議な現象が宗教的なものと結びつくことに気付かなくてはいけない」と、これまでにも起こった数々の不可思議といわれてきた歴史的現象がただの偶然ではないと示唆しているのだ。
■現代の乗り物に似ている!?
歴史的に有名な不可思議現象といえばイエス・キリストの起こした数々の奇跡ではなかろうか。キリストの奇跡を描いた絵画は実に多いが、セルビア正教会のデチャニ修道院にある「キリストの磔刑(たっけい)」にはヘリコプターのような空飛ぶ丸い形をした物体が描かれているという。この画が描かれたのは1350年ということだが、飛行物体の中にはパイロット的な人物もおり、この時代に描かれていた天使とは全く似ていないということだ。これは月と太陽を擬人化したものという意見もあるが、“内部に人を乗せる現代の乗り物に似ている”として実に有名な画である。
他にも世界中には数多くの謎めいた絵画が存在するという。その時代に作者がどのような意図を持ってその画を描いたのか確認のしようがないが、もしかしたら今まで体験したこともない出来事が起きたことを画の中に残したのかもしれない、と思うと難しい絵画もロマンに満ちて見えてくるのである。
(文=遠野そら)
参考:「Express」、ほか
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2024.10.02 20:00心霊1595年の宗教画に「スプートニク」が描かれていた?研究者「画家が宇宙人から啓示受けた」のページです。宇宙人、UFO、人工衛星、遠野そら、スプートニク、ボナヴェントラ・サリンベーニ、ルネサンスなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで