吸血UMAチュパカブラが出現か?中国で200羽以上の家畜の血が吸われる!犯人の足跡も…
中国で200羽以上の鶏やアヒルなどの家畜が襲われ殺されているのが発見された。“犯人”はまだ判明していないが、唯一の手がかりは、水かきのような形状の4本指を持つ、人間の子どもの手ほどの大きさの足跡というのだが……。
■いまだ捕獲できない家畜を襲う謎の吸血UMA
現場となった上海中心部近郊にある浦東新区では、これ以上被害を出さないよう警察や住民らが夜な夜なパトロールに精を出しているという。香港の主要英字新聞のひとつである「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」は、鶏たちの体に大きな噛み痕が残されていながら、本体である肉を食べていないことを報じている。そして驚くことに、家畜の遺骸は血を吸われていたというのだ。
警察がおとりの鶏を用意して捕らえようと躍起になっているのを尻目に、今年に入って数週間にわたって犯行が繰り返されており、その“犯人像”がますます謎を呼んでいる。現場から2キロほどの場所には上海野生動物園があり、市民はそこから逃げ出したなんらかの動物が犯人ではないかと推測しているという。だが当局側はここ数カ月の間に、脱走したり行方不明になった動物はいないと発表。
泥だらけの足跡が残されていた現場には、鉄条網に開けられていたフットボールサイズの穴が見つかっている。足跡や噛み痕から犯人はアライグマかアナグマではないかとする当局側に対し、住民らは噛み痕は犬よりもずっと大きくどう猛な印象を受けるため、もっと広い範囲で“犯人像”を割り出す必要があると 反発している。このままいくと迷宮入りになりかねない事件だが、犯人はただの動物なのだろうか、それとも……?
■世界各地に伝わる恐怖の吸血UMA伝説
実際に生き血を好む生物は数多く存在する。 蚊やヒルなどの小さなものからハシボソガラパゴスフィンチなどの鳥類やコウモリに至るまでさまざまだ。人食い魚として悪名高い、アマゾンに住むナマズの仲間カンディルは、他の魚のエラから侵入して吸血したり内部から体を食い破るというから恐ろしい。嘘か誠か、ある文献では男性の尿道に入り込み、結果生死を彷徨ったケースもあるほどである。
一方で、一見どう猛な外観から「吸血イカ」と異名を持ちつつも実は大人しいコウモリダコのような見かけ倒しの例や、恐ろしい伝説のみが先行しているケースもある。
東南アジアのボルネオ島では、体よりも大きな尻尾を持つ希少種「フサミミクサビオリス」が“吸血リス”として恐れられていて、鹿が通ると木の上からジャンプしてその背に飛びついて頸静脈に噛みつくと言い伝えられている。そして鹿が出血多量で死ぬとなんと内臓を抜き出して食べてしまうというのだ。もちろん研究者らはこの伝承を立証するものはない、と否定している。
ほかにも有名なものに未確認生物「チュパカブラ」がある。スペイン語で「ヤギの血を吸う者」という意味を持ち、謎の吸血UMAとして世界中に目撃談があり恐れられていたが、最近ではその正体は高い確率で(重い皮膚病などで外見が変形した)コヨーテや犬であるというのが学者内での見識となっているそうだ。
世界各地に伝わる恐怖の吸血生物伝説だが、その中にはホンモノも交じっているのかも!?
(文=Maria Rosa.S)
参考:「IBTimes」ほか
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