【衝撃】古代エジプト人はアメリカ大陸に渡っていた? 証拠多数、世界史を覆す大発見か?

■エジプト文明には大型の船舶があった

 もし古代エジプト人がアメリカ大陸に渡っていたとするならば、どんな船を使ったのだろうか。これについては、すでに確認されている古代エジプト文明の遺物から類推が可能である。

 現在のエジプト・ルクソール西岸には、古代エジプト唯一人の女性ファラオであるハトシェプスト(紀元前1479年頃~紀元前1458年頃)の命によって建造された「ハトシェプスト女王葬祭殿」がある。この神殿の装飾壁画(レリーフ)に、ハトシェプストの一大事業であった「プント遠征」における海路で使われた船の絵が描かれているのだ。

 最低でも200人の乗組員が乗船していたといわれ、金をはじめ動植物などさまざまな交易品が運ばれていたことがわかっている。古代エジプトの最も重要な貿易相手国で「神の国」とも呼ばれていたプントは、エジプトの南東、現在のエチオピアやソマリアにあったとする説が有力だが、まだ特定はされていない。ともあれ、確かにこの大きさの船舶数隻で艦隊を組めば、アメリカ大陸への到達も可能であったのかもしれない。

 日本人は江戸時代の鎖国という歴史的な記憶があることからも、昔にさかのぼるほど世界が“狭い”というイメージを抱きやすいかもしれないが、大陸の古代文明が狭い世界の中だけで完結していたと考えるのは確かに性急に過ぎるだろう。そして古代エジプト文明の影響が、思いもよらない場所にも及んでいたと想像をめぐらせてみるのも、ロマンに溢れる“思考実験”かもしれない。
(文=仲田しんじ)

参考:「EWAO」、ほか

場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。
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