雷に打たれまくる「マラカイボ湖」の謎
降り注ぐ光の雨! 1年に160日、1時間に280回も雷に打たれまくる「マラカイボ湖」の謎=ベネズエラ
人間が雷に打たれる確率は1000万分の1と言われている。アメリカでは70万分の1とも言われているが、数字だけを見ると、そうそう雷に打たれる気はしない。しかし、それはあの稲光を常日頃目にすることがないからだろう。では、もしも毎日のように雷に遭遇したらどうだろうか?
複数のメディアで報じられ有名になった、南米ベネズエラのある地域についてご紹介したい。
■無数の光が降ってくる!? 神秘的な光景の正体は!!
ベネズエラの北西には、南米大陸最大といわれる湖「マラカイボ湖」があるが、1918年にその湖底と湖岸から油田が発見されたことで、ベネズエラが産油国として注目を浴びるようになった。
しかしこの湖が有名になったのにはもう1つ理由があるのだ。それは、マラカイボ湖の南西部、カタトゥンボ川河口周辺でのみ発生する現象だ。

まるで映画のワンシーンのようだが、これが1年のうち実に160日、そして1日に約10時間も続く、れっきとした自然現象だというのだから驚きだ。さらに1時間に280回も雷が発生するとなると、これはもう落雷というよりは「光が降る」という表現がふさわしいのでは、とすら思える。
■なぜ? どうしてこんなに雷が発生しまくるの!?
この強烈な雷は、地上から5000メートル上ったところに発生する積乱雲の中で起こると言われているが、一体なぜこのエリアだけが1年の約半分のハイペースで雷に見舞われるのだろうか? 専門家たちによる調査も行われているようだが、科学者たちの意見はさまざまである。
ベネズエラの電磁気学者は、この現象について風の循環軌道の小ささが原因だと考えたが、1991年に地元の大学の援助を受けた研究者が温度差の高い空気がぶつかることも雷の発生に関与していると説いた。
また、1997年から2000年にかけて、ベネズエラのカラボボ大学の教授が一連の現象の小規模モデルを考察し続け、河口周辺の沼から発生するメタンガスが決定的な要因であることが判明した。
■雷続けて数世紀!? その歴史と意外な役割とは?
観光ツアーなども組まれるほど有名になったこのカタトゥンボの雷だが、一体いつからこの現象は起きていたのだろうか。最古の記録とされているのは1597年にスペインの詩人、ロペ・デ・ヴェガが発表した「La Dragontea」という作品に登場している。
ということは、少なくとも400年以上前からこのカタトゥンボの雷はその姿を見せていることになるのだ。ただ、近年では2010年の1月から4月にかけて現象が止まってしまった期間もあり、原因は干ばつではないかとみられている。それ以降は現在に至るまで以前と変わらず眩いほどの閃光を放っているようだ。
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