西欧人男性の半数は、1人の男の子孫であることが判明! 青銅器時代のスーパーエリートは何者だった?
遺伝子の解析技術の進歩は、医学、遺伝学、そして犯罪捜査などにおいて目覚ましい成果をもたらしているが、ある研究によると西ヨーロッパの人口の半数(!)が青銅器時代の王もしくはその一族の子孫であることが判明した。
■4000年前の一人の王が、西ヨーロッパの人口の約半分の父親
イギリス「Daily Mail」紙のレポートによれば、その“王”のアイデンティティは謎に包まれたままであるが、青銅器時代に各地を支配していた貴族たちのグループが1人の父親から生まれて、各地に散らばっていったのではないかと推測されているとのことである。
今回、4大陸・計42人の科学者が参加した1000人ゲノムプロジェクトと呼ばれる研究調査では、世界中の26の集団の1200人以上の男性のY染色体が対象となり、そのY染色体の持つ情報が、相互にどういう関係性があるのかが調査された。Y染色体は、男性のみがもつ遺伝情報であり、息子にのみ引き継がれていくもので、このY染色体に含まれる情報を解析することにより、ハプログループ(遺伝子のなかで片方の親に由来する遺伝情報によって共通の祖先をもつグループで、女性の場合はミトコンドリアの情報解析によって決まる)を探り出すことが可能である。
科学者たちは、この調査を踏まえて、約4000年前の1人の王が、西ヨーロッパの人口の約半分の父親であることを突き止めたということである。その王が誰であったかは謎のままであるが、おそらく車輪を利用する技術や、金属を加工する技術などを持っており、その技術を受け継いだ王の子どもたちがヨーロッパ各地に散らばっていき、実質的な支配をひろめていったのではないかと推測されている。
青銅器時代の出土品 画像は「Wikimedia Commons」よりこの研究を引率するウェルカム・トラスト・サンガー研究所のクリス・タイラースミス博士は、「遺伝学からは、なぜそれが起こったかを知ることはできないが、驚くべきほど少数のエリートが人口をコントロールしたことは知ることができる。ヨーロッパの人口の半分が、たった1人の男の子孫であったことは驚愕的である」とコメントしている。
また、この研究では約5万5千年前に最初の人口爆発があったことが判明し、おそらくこの人口爆発が人類を各地に散らばせたのではないかと推測している。この人口爆発がなぜ起こったのかは解明されていないが、さまざまな要因が考えられ、人類のアフリカ脱出もその要因のひとつではないかと、タイラースミス博士は語る。
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2024.10.02 20:00心霊西欧人男性の半数は、1人の男の子孫であることが判明! 青銅器時代のスーパーエリートは何者だった?のページです。DNA、遺伝子、ゲノム、高夏五道、Y染色体、王、青銅器などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで
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