【パナマ陰謀論】リーク前の「6つの出来事」と世界支配を目論む「闇の富裕層」とは?
■隠したい事実がある時に使われる「ライトアップ手法」
実は、こういう手法を「ライトアップ」という。ある劇場の観客席に双子の兄弟が座っている様子を想像してほしい。劇場全体に光が行き届いている時には、彼らが双子であることがよく分かる。ところが、一方にだけスポットライトを当てるとどうか。そっくりな人間がすぐ隣に座っているのに、陰に入ってしまって、その存在が分からなくなることだ。
特定の存在にばかり光を照射するこの手法は、人の心理の盲点を突くもので、別の存在を隠したい時などによく使われる。オックスファムが「世界で最も裕福な62人」と名指しし、メディアがその見方を拡大再生産すれば、たとえそれ以外の“最も裕福な人”がいたとしても、その姿はわれわれ大衆の視界から消えてしまうのだ。
■見える富豪と見えざる超富豪
“見える富裕層”とは別に、“見えない富裕層”がいることを我々は知る必要があるだろう。たとえばFRB(連邦準備銀行)を実質所有しているような銀行家一族などだ。
ほかにも、国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)の背後にロックフェラー財団が隠れていることは先述したが、そのロックフェラー家はどうなのか。
■ロックフェラーは柳井正より貧乏?
アメリカ「フォーブス」誌といえば、毎年、世界の長者番付を発表することで有名だが、2016年3月の最新版によると、デイヴィッド・ロックフェラーの資産は約32億ドルであり、世界603位でしかない。一方で、日本人トップの柳井正氏は146億ドルであり、世界57位だ。しかし、ユニクロの柳井氏が1兆5千億円もの資産家で、あのロックフェラー家の当主が3千億円程度の資産家でしかないというのは、何かおかしくないだろうか。もしかして、ロックフェラーのお爺さんは、本当はとてつもない善人で、慈善事業にばかり力を入れてきたために、どんどん個人資産を減らしてしまったのだろうか。
むろん、これにはちゃんとカラクリがある。実は、この「フォーブス」誌の世界長者番付もライトアップ工作の手伝いをしているお仲間ではないか、と考えられる。
その「フォーブス誌」の元アジア太平洋支局長ベンジャミン・フルフォード氏は次のように言っている(文芸社『世界支配と人口削減をもくろむ人たち』2014年刊より)。
(以下引用)
私が記者時代に「ロックフェラーは権力者です」と言うと、「何を言っているんだ。彼らは昔の人たちで、『フォーチュン』誌の番付でも300位くらいで、すでに終わった人じゃないか」と言われました。それがみんなの認識でした。
しかし1918年発行の『フォーブス』まで遡って分かったのは、ロックフェラー1世は今のお金でいうと3000億ドルの財産を持っていたのに、急に貧乏になったということなんです。何が起きたのかといえば、財産を全部寄付したのです。
ロックフェラー財団を調べると、『フォーチュン』誌の全米上位500社をランキングした「フォーチュン・グローバル500」(世界企業500社番付)のほとんどの企業に投資しているではありませんか。日本の企業も資金提供を受けています。
『会社四季報』に載っている外資系企業は企業ではなく、ほとんどが財団です。ロックフェラー財団はカーネギー財団やヘリテージ財団など200以上の財団に分割され、外からはつながりが非常に見えにくくなっています。
(以上引用終わり)
■真の世界的大富豪はこうやって資産を隠している!
フルフォード氏によると、こうした財団や金融のからくりを調べ始めたとたん、仕事を干されたという。
しかも狡猾なことに、彼らは支配下のメディアを通して、世間に対しては「今はすっかり没落したエスタブリッシュメントの慈善家」と印象付けることに成功している。
要するに、いま格差社会の象徴として名指しされている“世界的大金持ち”とは、一大企業のオーナーや、たまたま資金運用に長けた投資家たちのことだ。
対して、ロックフェラー家などの支配層構成一族は無数の組織に資産を分散させ、世間からは超富豪ぶりが見えないようにしている。とりわけ「何々財団」という公益法人だと非課税になる仕組みをフルに利用しているようだ。つまり、法律上の「個人資産」ではないから世界番付の上位にカウントされないだけで、本当はその種の公益法人、持ち株会社、銀行、投資会社、企業同士の持ち合いなどを通して、実質的に何百という多国籍企業をコントロール下に置いている。それらの大企業が莫大な金融資産、エネルギー・鉱物資源、生産設備や知財、都市部の土地・建物などの“世界の富”の多くを所有している。
おそらく、法律上の個人資産・一族資産でなくとも、彼らが最終権限を握っている資産ということで言えば、「フォーブス」誌のトップ級と比較しても、ケタが二つは違うはずなのだ。要は、「FRBの大株主がNY連銀」→「NY連銀の大株主がA銀行」→「A銀行の大株主がB財団」という資本関係さえあれば、結局はその財団の理事会がFRBを動かせるように、彼ら的には「最終的に決定権さえ手元にあればいい」ということだろう。
■世界支配層の視点でモノを見る
さて、改めて「パナマ文書」に戻ろう。つまり、「ノーベル経済学者たちによる警鐘」から「パナマ文書」へと至る一連のイベントが一貫して“標的”に定めてきたのは、いわば「見える富裕層」なのである。
そうすると、「パナマ文書」リークの背後でなぜロックフェラー財団の姿が見え隠れしているのか、なんとなく想像がつかないだろうか。
私には、彼らがいよいよ「世界経済の総取り」に取り掛かり始めたように思えてならない。
(『神々の予定表』著者/元と学会・予言研究歴30年の超常分野研究家山田高明 連絡先→secret999saint*gmail.com *に@入れ。実名のみ開封)
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2024.10.02 20:00心霊【パナマ陰謀論】リーク前の「6つの出来事」と世界支配を目論む「闇の富裕層」とは?のページです。陰謀論、パナマ文書などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで