難しすぎる「6歳向け算数問題」! 頭が堅い大人には解けない?
1.このキャンプに参加しているのは何人?
はっきり描かれている人物は3人だが、地面に敷かれたシートの上には皿が4枚、スプーンが4本ある。右の木の幹にかかっている当番表(ON DUTY)も、一番下の人名は見えないものの4人が記されている。したがってキャンプ参加者は4人だ。
2.キャンプ初日? それとも到着から数日後?
テントの右上、木に繋いでいると思われるロープにクモの巣が張っている。したがって到着から数日たっていることになる。
3.彼らはどうやってここまで来た?
一見すると歩いて来たとも考えられるが、右の木の幹にボートのオールが2本、立てかけられている。したがって手漕ぎボートで来たことになる。
4.キャンプ地の近くに町はある?
これはちょっと見当がつかないかもしれない。解説によればイラスト左下のニワトリの存在がカギだ。近くに町がある場所では野生化したニワトリや、ニワトリのような野鳥の姿を見ることはないということで、このキャンプ地の近くに町はないということだ。
5.吹いているのは南風? それとも北風?(キャンプ地は北半球)
テントの屋根についている旗や、野外炊飯の炎を見ると、左から右に風が吹いていることがわかる。キャンプ地が北半球であることを前提にして、東方向から射している日光で奥へ向かって影ができていることから、風は南から吹いていることがわかる。
6.今およそ何時くらい?
野外炊飯をしている人物の影にそれなりの長さがあるので、まだ午前中だということになる。
7.アレックスはどこにいる?
突然“アレックス”という人名が出てきた。質問の意味からして、この絵にそのアレックスが描かれていないということだ。そして当番表の一番下の隠れた人名もまたアレックスということになる。
ここでリュックに注目してほしい。一番左側でしゃがんでいる人物のリュックには“C”の頭文字がある。したがってこの人物がコリン(Colin)だ。そしてテントの近くのリックには“J”の頭文字が記されている。そのリュックからは折り畳んだ三脚らしき物が突き出ていることから、左の木のそばでカメラを構えて写真撮影をしている人物の持ち物となる。したがって彼がジェイムス(James)だ。そして消去法から、野外炊飯をしている人物がピーター(Peter)となる。ではアレックスはどこにいるのか? 良く見ると2本の木の間から蝶を追う虫取り網が見えていて、この蝶取り真っ最中の人物がアレックス(Alex)ということになる。
8.昨日の料理当番は誰だった?
今の料理当番がピーターなのだから、昨日の料理当番は当然ながらコリンだ。
9.何月何日?
ピーターが料理当番であるから日付は8日である。もちろん北半球であることが前提だが、シートの上のスイカによって今が8月と特定され、したがって8月8日ということになる。もちろんスイカの収穫時期が変動することもあるだろうが、日付がまた絶妙で、7月8日にスイカがあることはイギリスではほぼ有り得ないようで、また新学期が9月にはじまるので9月7~10日はもう夏休みではない。
いかがだっただろうか。とても子ども向けとは思えない問題と感じた向きも多かったのではないだろうか。そう思うのも、大人になってしまったことで仕事以外のことに関しては頭が鈍ってしまったのかもしれない!?
(文=仲田しんじ)
参考:「Daily Mail」、「Wikipedia」ほか
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