犬鍋の臭いは“犬をハグしたときのアノ臭い”だった…。実際に韓国で見た“食用犬”の凄惨な末路と味とは?
■犬鍋から漂うあの臭い
ひとしきり市場を楽しんだ後、併設されている犬料理の食堂に入る。
入り口で出迎えてくれたのは、耳が紫色に染められたマルチーズだった。犬料理屋のマスコットが小型犬って……ものすごく趣味が悪い。見たところ、家族で経営している食堂のようで、お父さんらしい人が注文を取りに来てくれた。
もっともオーソドックスな犬肉の食べ方である、「犬鍋」(1人前10000ウォン/約1000円)を注文。韓国の料理の中では少し高い。筋肉と内臓をぶつ切りにして辛く煮込んだ、料理は見た目はよくある韓国料理で、とても美味しそうだ。
思わぬ“ご馳走感”に、喜んで口に運ぶと……
いかん、犬の臭いがする。
これは、犬をハグした時の臭いである。小学生の頃に飼っていた犬のことを思い出して、悲しい気持ちになってきた。
■バラバラ死体を目の前に檻に入れられた犬
あまりの衝撃に、「これ以上、犬はいいや……」と思ったのも束の間。韓国南部の釜山にある、「クポ市場」に足を運ぶと、再び遭遇してしまった。
クポ市場はモラン市場と違い、1年中開かれている市場だ。こちらも巨大な市場で、魚、肉、野菜、日用品、服、が大量に売られている。観光客に限らず、地元の人たちでもにぎわっている。
そのクポ市場の一角に、檻に入った犬が並んでいた。パッと見は、モラン市場とあまり変わりないのだが、肉のディスプレイの仕方がかなりひどい。まだ生きている犬を入れた檻の前に、バラバラにした犬肉を置いているのだ。
目の前にある仲間のバラバラ死体。人間だったら、気が狂ってしまうような状況である。デリカシーがないにもほどがある。
しかも、その犬たちがどう捌かれるかといえば……一旦シメて内臓が抜かれた犬の開きを、おばさんたちが、包丁でガッツンガッツン切っていく。井戸端会議をしながらの作業だ。
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2024.10.02 20:00心霊犬鍋の臭いは“犬をハグしたときのアノ臭い”だった…。実際に韓国で見た“食用犬”の凄惨な末路と味とは?のページです。韓国、村田らむ、クポ市場、モラン市場、犬肉などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで