ベックウィズ・ヴィーデマン症候群 ―口からニョキニョキ、舌だけが2倍の速さで成長する奇病 ―
2016.06.06 10:00
■3度の手術を経て、やっと手に入れた満面の笑み
手術を経て小さくなったはずのレイラちゃんの舌だが、なんと巨大化は一向に収まらず、いつのまにか元の巨大な舌に戻ってしまったというのだ。怯えきった母親の脳裏には絶望の2文字もかすめたようだが、それでも一縷の望みを託してレイラちゃんに2度目の手術を受けさせることにした。そして再手術も成功。現在、レイラちゃんの舌は巨大化をほぼ停止し、ようやく症状が落ち着いてきたという。
現在の彼女は食事を口にすることができるようになり、しっかりと呼吸もできるようになった。しかし母親にとって、もうひとつ嬉しかったことがあるという。
「ありがたいことに口から舌がはみ出ることなく、初めて満面の笑顔を見せてくれるようになったのです」(母親・ダニエルさん)
親にとって、わが子の笑顔ほどまばゆく、幸せなものはないだろう。生まれてからわずかの間に、これでもかというほどの辛苦を味わい抜いてしまったレイラちゃん、彼女にとってこの先の人生が、笑顔が絶えず、輝かしい出来事の連続となることを祈りたい。
(編集部)
参考:「The Daily Mirror」、「The Daily Mail」、ほか
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