公開された「英・イラク戦争調査文書」の裏側が本当にヤバい! 第三次世界大戦へ一直線か?
■背後にはロスチャイルドがいた!
先に、編集部は政府情報筋に話を聞くことにした。
「まず、イラク戦争について知っておかなければならないのは、米英が焦るように開戦に突き進んでいった理由です。よく知られているように、米英の狙いのひとつは、石油資源でしたが、真の狙いはまた別のところにありました――イラク中央銀行の設立です。事実、イラク戦争勃発後に設立されています。裏で手をひいていたのは、もちろんロスチャイルドです」
「中央銀行設置は、その国の財政支配の要であり、同時に国自体を支配することに繋がります。ロスチャイルドは、FRBや日本銀行と同様に、欧州各国に設置された中央銀行を通して、欧州支配を進めてきました。その流れの中で、中東にも目を向けたロスチャイルドの意図に沿うかたちでイラク戦争を仕掛けたのが米英ということです」
「最近まで中央銀行がなかった国として、アフガニスタン、イラク、スーダン、リビア、シリア、イラン、キューバ、パキスタン、北朝鮮が挙げられますが、そのほとんどの国で激しい紛争が起きていることから、これらが何を意味しているのかわかりますね」
「しかし、欧州中央銀行がゼロ金利を打ち出したことが物語るように、ここにきてロスチャイルドの力=財力が衰退していることが分かります。衰退の理由は、世界的な経済不況もありますが、国家間の大きな戦争の減少によって、軍産複合体が窮地にたたされたことが大きな要因の1つです。そのため、テロリストを相手に戦争をするしかありません。これが、アル・カイーダやISISが誕生した由縁です。また、こうした秘匿情報はこれまで表に出てきませんでしたが、ロスチャイルド率いるユダヤ金融資本の弱体化及びウィキリークスなどネットを介したリーク方法の誕生によって、少しずつ彼らのやり口というものが暴かれ始めました。そのひとつが、『パナマ文書』です。公には語られていませんが、あの文書には、大国によるISISへの資金援助の形跡が残されていたといわれています。このような情報がリークされてしまうこと自体、ロスチャイルドが力を失っている証拠です」
「『チルコット報告』が公開された背景も同じく、ロスチャイルドの弱体化に起因しています。そして、イギリスでEU離脱派が勝利を決定したこのタイミングで公開されたことには大きな意味があります。なぜなら、EUからの離脱は、ロスチャイルドからの離脱も意味し、その上でたたみかけるように彼らを批判したわけですから」
■イラク戦争前、米英はフセインと蜜月関係だった
次に、外交分野で独自の活躍を見せる識者に取材し、「チルコット報告書」についての新たな見方を語ってもらった。
「まず、イラク戦争について知っておかなければならないのは、フセインとブッシュ一族が昔から強い絆で結ばれていたという事実です」
「フセイン自身、若い時はCIAのエージェントとして活躍し、彼はアメリカ政府の援助を受けながらイラクの独裁者になっていきました」
「1980年代は特にイラクと米英の蜜月時代で、パパ・ブッシュ(第41代米大統領)は、フセインと会社をつくって石油ビジネスをしていたうえ、フセインは米英の後ろ盾があったから石油を売れたのです」
「そして、EU(フランスとドイツ以外)もこの戦争に加担しました。つまり今回の報告書は、『やはりEUは間違っていた』というEU離脱派を後押しする側面があると考えられます」
さまざまな解釈はあれど、今回取材した2人の識者の意見を踏まえると「チルコット報告書」がEU離脱派を後押しするものだということになる。
現在イギリスでは、次期首相の座をめぐり、残留派のテレサ・メイ内相と、離脱派のマイケル・ゴーブ司法相が争っているが、こうした文書が公開されること自体、EU離脱で混迷を極めるイギリスの裏で、ロスチャイルドによる一枚岩の支配が終わりを告げている証拠とみることができるのではないだろうか?
グローバリズムとは、ロスチャイルドによる世界支配のことであったわけだが、イギリスのEU離脱によって、今後ナショナリズムが台頭してくる可能性は十分に考えられるだろう。たとえば、保守派のトランプ氏や、仏極右政党のルペン氏が大統領になった場合、世界の構図はガラリと大きく変わる可能性がある。その時に、一体何が私たちを待ち受けているのか――? 次の世界大戦の足音が近づいてきている可能性は否定できない。
(編集部)
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2024.10.02 20:00心霊公開された「英・イラク戦争調査文書」の裏側が本当にヤバい! 第三次世界大戦へ一直線か?のページです。ユダヤ、陰謀、ロスチャイルド、パナマ文書、イラク戦争、チルコット報告書、ブッシュ、ブレアなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで