ロズウェル事件のカギを握る「レイミー司令官メモ」完全解読に1万ドルの懸賞金! 一体何が書かれていたのか?

■“レイミー司令官メモ”完全解読に1万ドルの懸賞金

 同時の写真素材だけでは、一文字たりとも判別できないと思われていた“レイミー司令官メモ”だったが、1994年になってその当時最新のデジタル解析技術でこのメモを拡大し、「80%の解読に成功した」と主張したのが画像分析の専門家、デイビッド・ルディアック氏である。

 このメモは米軍の電信文書であると考えられており、メディア取材の対応を前にして念のためレイミー司令官が手に持っていたのではないかといわれている。

 そしてルディアック氏の解読によれば、メモには驚くべき内容の文言が記されているのだ。例えば「The Victims of The Wreck(難破船の犠牲者)」という文字列が解読されており、墜落現場には搭乗していたエイリアンの死体、あるいは負傷者がいたことを匂わせるくだりもある。

 ルディアック氏の功績は多大なものではあるが、UFO研究家の多くはこの“レイミー司令官メモ”にはほかにも重要なことが記載されているはずだと考えているようだ。そこでロズウェル事件の謎を追い続けている著名なUFO研究家のケビン・ランドル氏が、6月22日、自らが運営するブログ「A Different Perspective」で、“レイミー司令官メモ”を完全解読した者(あるいはグループ)に1万ドル(約102万円)を進呈すると公表した。

 ルディアック氏の解読からは、今やずいぶん時を経ているので現在の最先端の画像解析技術を駆使すれば、確かにもっと解読が進むのかもしれない。しかしランドル氏の要求水準はかなり高いようだ。基本的には写真に収められた部分の“完全解読”である。また、どうしてそのような解読ができたのか解読法を明確に説明できなくてはならないという。ちなみに賞金を申し出ているのはランドル氏本人ではなく、信頼できる友人であるということだ。今のところ特に期限が定められていないようだが、腕におぼえのある向きは挑戦してみてはいかがだろうか!?
(文=仲田しんじ)


参考:「Disclose.tv」、「OpenMinds」、「A Different Perspective」、ほか

場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。
興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
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