アラビア半島の砂漠に「ダビデの星」地上絵が出現!預言者「モーセ」の巨大な顔も=サウジアラビア
■「モーセ」の顔も! イエメン・ユダヤ人との関係
さらにウェアリング氏は、全長は約1000メートルもある「人の顔」に似た巨大構造物まで発見したという。
「『ダビデの星』の少し上に、顔のような輪郭が見える。おそらく宇宙人が関わっているだろう。彼らは自分のテリトリーを示すために、巨大な顔を製作することが多い」(ウェアリング氏)
と語るように、この「顔」の製作には宇宙人が関与している可能性もあるとのこと。「神々とは古代に現れた地球外生命体である」という「宇宙人人類創造説」を唱えるUFO研究家も多数いることからも、この説には一定の説得力があるとみていいだろう。たしかに、その顔立ちや長い顎鬚が、絵画に描かれたユダヤ教の預言者モーセを想い起こさせるではないか。
しかし、なぜユダヤ教の図像や人物が、イスラム教の土地であるアラビア半島に残されているのだろうか? 一部のイスラム教徒は、ユダヤ教のシンボルである「六芒星」を忌み嫌っているそうだが……。
実は、アラビア半島にもユダヤ人が少数ながら存在する。諸説あるが、ソロモン王の時代(紀元前 10世紀ごろ)から2世紀にかけて、多くのユダヤ人がサウジアラビアに隣接する現在のイエメン付近に移住したといわれている。その後1950年ごろ、イエメンでユダヤ人虐殺が起こると、イスラエル政府はユダヤ人救出作戦(「魔法の絨毯作戦」)を決行。多くのイエメン・ユダヤ人はイスラエルに送還されたが、現在も少数のユダヤ人がイエメン国内に存在するそうだ。
実際のところ、彼らが今回の「ダビデの星」に関係しているかは分からない。しかし、以上のような歴史的事実があったことは確かであるうえ、近年サウジアラビアは、中東でも有数の新米国であることから、隠れ“反イスラム”ではないかとの指摘や、中にはサウジ王室に隠れユダヤがいるという陰謀論も囁かれている。はたしてこの地上絵はこれらの陰謀論や宇宙人の存在を裏付ける決定的な証拠となるのか?サウジアラビア政府が異教の調査を許可しない可能性もあるが、真相を知るためにも早急な調査が期待される。
(編集部)
参考:「UFO Sightings Daily」、ほか
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2024.10.02 20:00心霊アラビア半島の砂漠に「ダビデの星」地上絵が出現!預言者「モーセ」の巨大な顔も=サウジアラビアのページです。ユダヤ、サウジアラビア、モーセ、ダビデ、六芒星などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで