「市橋を説得したのは僕。無償で弁護した」前代未聞の“3回連続無罪”弁護士が明かす、リンゼイさん殺害事件の真実とは?

「市橋を説得したのは僕。無償で弁護した」前代未聞の3回連続無罪弁護士が明かす、リンゼイさん殺害事件の真実とは?の画像3撮影:編集部

■弁護士だけが知る市橋受刑者の素顔

――市橋受刑者は離島でサバイバル生活していたことや整形手術をしていたことが大きな話題になりました。整形した顔や、逮捕時にフードを被っていた姿がカッコいいとネット上で騒ぎになっていましたが、彼の本当の印象について、正直どう思っていましたか?

高橋  フードに関しては、あれは市橋の私物ではなく警察署の物で、逮捕された人の手を隠すために着せる服なんですよね。今でも、重大犯罪で捕まった人はアレを着せられます。顔に関しては、確かにカッコよかったと僕は思いました。整形前の顔を知りませんでしたけど、いい男でしたよ。

――大学時代に面識はなかったのですね。

高橋  市橋は2浪してるので僕とは学年が違ったこともあって、大学時代には知りませんでした。でも同い年で同じ大学でしたから、弁護団のなかでも僕と一番くだけた話をしていたと思います。「大学時代どうしてたの?」とか「卒論どうだったの?」とか聞いてましたし、持っている時計の話もしてくれましたよ。そういった話の流れで、徐々に逃亡生活について聞き出していました。あと、市橋は捕まってから1週間ぐらいご飯を食べなかったんですよ。真意はわかりませんが、それを説得して食べさせたのが僕でした。「このまま食事を取らなかったら衰弱して入院させられて、捜査が一旦打ち切りになって、結局のところ余計に時間がかかってしまうだけだよ」と説得しました。

――市橋受刑者の人物像について聞きたいのですが、最終的に反省の色は見られなかったとされていますが、これについてはどう思いますか?

高橋  それについては、僕は裁判の最終局面までいられず、直接見ていないので確かなことは言えません。ただ、これはよく言われることなのですが、裁判で自分なりの弁解があったりすると、弁解がフォーカスされる結果、反省していないと思われがちなんですよ。この事件には強姦も絡んでいたのですが、殺す意思はなく、あくまで死んでしまったのだということで、市橋は殺人ではなく傷害致死を主張していました。でも、そういうことは本人が話せば話すほど弁解じみてしまって、聞いている人には反省してないという印象が残るんです。それに、現実に被害者は死んでいる訳なので、世の中としては人を殺したことを認めた上での反省を求めていたんだと思います。ただし市橋の主張は本来、反省の深さとはまた別の話なんですよね。

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