世界に蔓延るポピュリズムが招く“絶望の未来”4選! 識者「2025年にEU完全崩壊」「100年以内に人類滅亡」
■エコノミストの予言も的中
さて、現在の世界情勢は、英紙「エコノミスト」でも予言されていた。毎年末、来たる年の世界情勢について記した本『世界はこうなる』シリーズを30年近く出版し続けている同紙だが、その“表紙”に、今後の世界情勢を示唆する内容が散りばめられていると考えられている。
テロ事件や大地震の発生など、予言が的中した例は枚挙に暇がないが、2015年末に出版された『2016世界はこうなる』の表紙を見てみよう。各国の首脳をはじめとする著名人の顔が重なっており、その人物たちがカラーとモノクロに分かれていることにお気づきだろう。各国首脳をざっとリストアップしてみると、カラーは中国の習近平とロシアのプーチン、モノクロはアメリカのオバマとヒラリー、ドイツのメルケル、そしてイギリスのキャメロンなど。ここで何か感じないだろうか? そう、モノクロで描かれた首脳陣は、今年その影響力を急速に失った、もしくは辞任に追い込まれた顔ぶれとなっているのだ。またしても「エコノミスト」は、来たる年の世界情勢を的確に言い当ててしまった。
では、今年末に出版される『2017世界はこうなる』の表紙はどうなのか、じっくりご覧いただこう。そこに並んでいるのは、8枚のタロットカードだ。左上のカードには“雷を受けて崩れかけた塔”が描かれており、これが前述のバベルの塔だとしたら、すなわちEUの崩壊を予言していることになる。
また下の列、右から2番目のカードを見てほしい。ドイツのメルケル首相、そしてフランスのマリーヌ・ル・ペンとオランダのヘルト・ウィルダースン(ともに極右政党リーダー)という3人の政治家が車輪にくくりつけられている。そして、頭を下にして“落ちている”のはメルケル、逆に“上っている”状態はル・ペンとウィルダースン――これは、ヨーロッパにおいて既存の政治が衰退し、右翼政党が伸長する未来を示唆していると考えることもできそうだ。
■世界最高の頭脳、必死で危機感を露わに
2016年、ポピュリズムが台頭する世界を予言して警告を発するとともに、それが行き着く恐ろしい未来について考察していた識者のなかでも、「車椅子の天才物理学者」ことホーキング博士はとりわけ注目に値する。
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