多くの犠牲者が出る? 「エコノミスト2016」表紙が予言する本当の未来とは? ジャーナリスト宇田川敬介が徹底解説!

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 毎年恒例、英紙「エコノミスト」が来たる年の世界情勢を予想する『世界はこうなる』シリーズの2016年版が日経BP社より刊行された。激動の世界情勢を予想し続けてきたこの増刊号は、表紙に数々の深い意味が散りばめられているとされ、旧ソ連の崩壊を予想していたことでも有名である。

 そして最新版の『2016世界はこうなる』(6ページ目)には、来年は「嘆き」「女性」「勝利」がキーワードになると記されている。では、その具体的内容を表紙から読み解くことができるか? ジャーナリストである筆者がイラストの深い意味を探ってみたいと思う。

 本題に入る前に、『2016世界はこうなる』表紙の原画は、本書4ページにも掲載されている横長のイラストであり、実際の表紙に用いられているのは、その左半分にすぎない。表紙では、ドイツのメルケル首相が中央に鎮座し、その両側に各国の首脳をはじめとする著名人が重なっている。しかし原画では、左側中心にメルケル首相、そして右側中心にはビル・クリントン元米国大統領の姿がある。そして、中央上部には日本の「五重塔」を思わせる赤い建造物が配置されているのだ。

内容は本書を読んでいただくことにして、今回はあくまでもこのイラストに込められた意図を解析してみよう。特に「人物たちの配列」「人物たちがカラーとモノクロに分かれている理由」そして最後に、「五重塔が何を意味しているのか」という点について考えてみたい。


■人物の配列に込められた意味

TheWorldIn2016.jpg画像は「digital news agency」より引用

・左側は「国際政治の主役」 右側は「国際経済の主役」

 まず、なぜこの配列なのかという点である。『2016世界はこうなる』の表紙では、ドイツのメルケル首相を先頭に、左方向にヒラリー・クリントン、習近平、オバマ、そして安倍晋三とつながる。右方向にはイエレンFRB議長、インドのモディ首相、プーチン、そしてキャメロンと続く。

 これはまさに、来年の「国際政治の主役」が揃っているといえるだろう。それに対して原画の右側には、ビル・クリントン元大統領を先頭にして「国際経済の主役」が揃っているのだ。

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