科学・宗教・宇宙人をつなげる「古代宇宙飛行士説」の真意とは!? 米・大物テレビプロデューサーがトカナに熱弁(インタビュー)
バーンズ氏 現代の文化が、宗教から遠く離れてしまったことも一因ではないかと私は思っています。というよりも、私たちは科学を宗教にしてきたため、それで説明できない事象は受け容れたくないと思いがちですが、実際はそうではない。
――えっ、「古代宇宙飛行士説」は必ずしも宗教的な話ではありませんよね……?
バーンズ氏 いいですか。私は科学を否定するわけではありませんが、多くの場合、科学とは文章の最後でクエスチョンマークが置かれるべき位置にピリオドを打ちたがります。しかし、人類がすべてのことを理解しているわけではありません。私たちはどこから来たのか、わかっている訳ではありませんし、なぜ地球にいるのかも知りません。そして毎日のように、新しい、歴史を更新するような発見が相次いでいます。
――あっ! 宗教も、私たちがここにいる理由や、どこから来たのかという答えを求め続けていますよね。
バーンズ氏 そうです。つまり、科学と宗教とは、それぞれ両極端に存在していながら同じ疑問に対する答えを求めているはずなのです。そこで「古代の宇宙人」は、科学的証言や宗教的学説を取り入れることで、両分野の距離を縮める役割を果たしています。さらに、前述のような疑問を持ち続けるように促しているのです。誰が私たちを作ったのか、なぜここにいるのか、人間とは壮大なプランの一部なのか、という疑問をね。
――バーンズさんは、文章の最後にピリオドではなく、クエスチョンマークをつけたということですね!
■人々は偉大な何かとつながっていることを確認したい
――では、バーンズさんご自身は、「古代宇宙飛行士説」についてどのようなお立場なのでしょうか?
バーンズ氏 私は、「古代宇宙飛行士説」論者ではありません。ドキュメンタリー番組の制作者であり、プロデューサーです。それと同時に、私はとてもオープンで柔軟な考えを持っています。誰かから「あのピラミッドは構造から見ても12,000年前のもので、別の惑星からもたらされた叡智によって造られた可能性があるのを知っていますか?」といわれたとしましょう。「やすやすと信じることはできない」と心のどこかで思う人もいるでしょうが、同時に、ピラミッド自体に「創造主は地球外生命体だ」と記されていることを思い出さなければなりません。ピラミッドは、地球外生命体や宇宙の旅人が創造主だというストーリーにあふれているのです。
――やはり、考古学の常識が通用しない事象があるということですね?
バーンズ氏 ピラミッドの話だけではありません。仏教・ヒンズー教・ユダヤ教・キリスト教・イスラム教など、すべての宗教が地球外からやって来た存在による教えから始まっています。私たちが創造主ではないのです。宗教そのものが想像の産物といわれるかもしれませんが、それならなぜ、すべての文化に同じような産物が存在するのでしょう? 実はそこに何かが隠されているのではないでしょうか? 私たちはそれを問いかけており、皆さんにも考えてほしいのです。
――そういう点では、あなたの意図は人々にしっかり届いているようですね。
バーンズ氏 人々はみな、自分たちが偉大な何かとつながっており、生かされていることには大きな理由があるのだと確認したいのです。そして、その確証を得ることに飢えているのだと思います。人は死んだらそれまでだと信じてもよいですが、それだけでは十分満たされないのだと思います。
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2024.10.02 20:00心霊科学・宗教・宇宙人をつなげる「古代宇宙飛行士説」の真意とは!? 米・大物テレビプロデューサーがトカナに熱弁(インタビュー)のページです。宇宙人、UFO、ピラミッド、ヒストリーチャンネル、プロデューサー、古代宇宙飛行士説、ジョルジョ・ツォカロス、エイリアンCON、古代の宇宙人などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで