オスと引き離されたメスザメ、単独で子どもを産める体に変化! 理学博士が緊急解説「生殖に関わらないオスは、もはやコスト」

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ZebraShark_3.jpgイメージ画像:「Thinkstock」より

「生殖には、必ずしもオスとメスが必須というわけではないんです。自然界では、生殖に直接関わらないオスはそもそもコストなんです。メス1匹いれば生殖が可能なら、その方が種の繁栄につながります。それなのに有性生殖が広く見られるのは、有性生殖によって生じる遺伝的多様性が、病気や環境の変化への耐性につながるためだと考えられています」(X氏)

 単為生殖は、爬虫類・鳥類・魚類・昆虫など、自然界のあちこちで見られる現象だとX氏は指摘する。ダニやミジンコなどでは、オスが生まれることの方が例外というケースもあるという。

「単為生殖とはいえ、体内で卵が成熟する過程では遺伝子の組み換えも起こっているので、生まれた子どもは母親によく似てはいるものの、クローンではありません。このサメの場合も、オスがいないのでとりあえず単為生殖し、自分の遺伝子を残したと考えるのが妥当でしょう」(X氏)


■『ファインディング・ニモ』の衝撃事実

 また、魚類には性別の区分が曖昧な種も多いとX氏はいう。

「例えば、ギンブナはほとんどがメスで、無性生殖をしています。また、アニメ映画『ファインディング・ニモ』で有名になったクマノミの仲間などは、群れの中で一番大きいものがメスに変化します。そして2番目はオスになり、2匹はカップルになるのです」(X氏)

 つまり、科学的な正しさを追求すれば、あの映画の“パパ”は妻が死んだ後で“ママ”になり、新たな“パパ”がやって来るということになる。昼ドラもびっくりの展開である。

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