グーグルアースが「アブダクションの決定的瞬間」を激写?誘拐された本人が事件を回想
■黒の野球帽にTシャツという出で立ちが一致!?
ムーナー氏には、エイリアンに誘拐された記憶は一切なかった。しかし、思い返して見ると2016年には、ポツポツとイメージのみが点在する“失われた時期”があったというのだ。その時期、彼は画像に写っている人と同じく、黒の野球帽にTシャツ姿という出で立ちだったという。こうしてムーナー氏は、2016年の“失われた時期”、エイリアンに誘拐されていたと確信するに至ったのだ。
冒頭で述べたように、アブダクションには物的証拠がほとんど残されていないので、ぼんやりとではあってもアブダクションらしき場面が捉えられているこの画像は貴重かもしれない。しかし、ひとまず彼のアブダクション時の記憶を、もう少し詳細に呼び覚ます事が必要かもしれない。記憶の断片のみが残っていて、物的証拠がない多くのアブダクション事件とは真逆の、極めて珍しいケースなのだ。ただ、顔も見分けらないこの画像では、ムーナー氏以外の人を納得させるのは難しいといわざるを得ないだろう。
UFOとされる画像や映像のフェイクを見極め告発するサイト「UFO OF INTEREST」を運営する、イタリアのスコット・ブランドー氏は、ムーナー氏の主張を真っ向から否定している。UFOらしき発光体は、温室の窓が太陽の光を反射しているだけだというのだ。氏は、原因となった温室の画像を提示している。
温室がある家と、発光体の位置関係は確かに一致しているようで、ブランドー氏の主張にも一理あるだろう。肝心のアブダクション画像には触れていないのが気になるが、実はこの2人、過去にも因縁があるようだ。1月にムーナー氏が撮影した“飛行機雲を伴う円盤型UFO”とされた画像を、ブランドー氏はピントがずれた飛行機だと一刀両断している。韮沢潤一郎氏と大槻義彦教授の論戦を彷彿させる、両氏のぶつかり合いがドーヴァー海峡を隔てて繰り広げられているようなのだ。
今回のアブダクション(?)画像についての判断は読者に委ねるほかないが、かなりの頻度でUFOと遭遇しているムーナー氏から、今後さらなるUFO情報がもたらされることだろう。果たしてブランドー氏を黙らせることのできる画像は出てくるのだろうか。
(坂井学)
参考:「EXPRESS」、「Herald Express」、ほか
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