映画で浮き彫りになったスノーデン亡命の秘密
スノーデンは死刑になる!? 映画『スノーデン』を危機コンサルタントが徹底レビュー
1月27日より、映画『スノーデン』が全国で公開されている。
タイトルの「スノーデン」とは、2013年に香港で複数の新聞社に対し、アメリカ国家安全保障局 (NSA) による個人情報収集の手口を告発したことで、一躍“時の人”となったエドワード・スノーデン氏のことだ。
同作について中央情報局(CIA)や連邦捜査局(FBI)などに独自の情報網をもつ危機コンサルタントのA氏は、「隠されていたスノーデン亡命の秘密が読み取れる」と話す。
映画では、NSAやCIAに勤務していたスノーデン氏が、情報機関の機密情報を暴露するまでを描いていており、インターネットなどを傍受する「PRISM(プリズム)」や傍受して得たメタデータを分析する「バウンドレス・インフォーマント」といったアメリカ情報機関のシステムと、それらを使っての秘密活動が登場する。
「映画を観た人は驚いたかもしれないけど、ネットワークの世界では“覗き見”は常識なんですよ。作中、スパイ容疑者のノートパソコンを遠隔操作して、WEBカメラ越しにイスラム女性が服を脱ぐシーンを覗き見するシーンが出てきましたが、システムを管理する側ってのは、やろうと思えばなんでもできるんです。プライバシーなんてものは、利用者の“権利”ではなく、“特典”ぐらいの価値しかないということです」(A氏)
確かに、バックドアの存在や自治体職員やシステム会社社員による個人情報の“覗き見”は、これまでに何度も問題になっている。スノーデン氏によれば、NSAはGoogleやYahoo!などのサーバーに直結するシステムを開発していたとのことであり、これではプライバシーもなにもあったものではない。
「映画では、NSAが防衛省の情報本部に日本人の通信を傍受するシステムを運用するように依頼したけど断られたため、スノーデンが独自に開発したという話も登場しました。でも、実は日米情報機関の関係はずっと前から緊密なんですよ。
三沢基地や嘉手納基地に駐屯する米軍の傍受部隊はNSAの配下にあり、防衛省の情報本部が傍受した情報はすべて、彼らを通じてNSAに自動的に提供されています。情報本部は、人工衛星通信を使って行われる日本と中国や北朝鮮の通信を傍受しているため、ある種、特定の日本人は昔から“覗き見”されてきたのです。とはいえ、作中では、NSAの狡猾さを表現していましたが、私は逆に、NSAの依頼をはねのけ、“覗き見”の範囲を拡大しなかった日本政府の良心を感じましたけどね(笑)」(同)
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