【金正男暗殺で日本滅亡→全員極楽浄土へ】十一面観音が見た「野馬台詩の予言」が指摘していた!?
■謎の予言書『野馬台詩』とは?
8世紀期頃より中国から伝来し、日本人に密かに読まれ続けた謎の予言書に『野馬台詩(やまたいし)』があるのはご存知だろうか? 『野馬台詩』とは、5言24句の短い一遍の漢詩なのだが、そこに日本の未来が予言されているというのだ。
■作者は、十一面観音の化身「宝誌和尚」
『野馬台詩』を作ったのは、不思議な力を持つ僧として有名な「宝誌和尚(ほうしわじょう)」(418~514)だと言われている。宝誌和尚は、中国六朝時代の「梁」に実在しており、武帝から厚く信頼されていたという。宝誌和尚は、髪の毛をボウボウに伸ばし、奇妙な格好をして街港を往来しながら予言詩を語り歩いていたという風狂の僧でもあった。
また、彼は梁を滅亡させた「侯景の乱」(549)を予言したことでも有名で、他にもこのようなエピソードがある。ある武将が画家に宝誌和尚の姿を描かせようとした。すると、和尚は、自身の顔の皮を指でズルリと引き裂いた。すると、顔の裂け目から、十一面観音が現れたという。十一面観音は皮膚の下から喜怒哀楽の表情を見せたため、画家は恐ろしくなり、宝誌和尚を描けなかった。その逸話から、「宝誌和尚は十一面観音の生まれ変わり」として信仰されるようになる。
このエピソードを元に、顔の真ん中がバカっと割れて、別の顔が覗いているショッキングな仏像・宝誌和尚立像が作られたのだ。
■『野馬台詩』を伝えた吉備真備
さて、この『野馬台詩』を日本に伝えたのは、菅原道真と並ぶ天才と称された吉備真備(きびのまきび)である。吉備真備は、学者・政治家であり、なんと陰陽師でもあった。やがて、優秀な吉備真備は、日本国の威信をかけて遣唐使として中国に派遣された。だが、中国の皇帝は吉備真備のあまりの聡明さに警戒し、楼閣に幽閉。皇帝が出す難問に答えられるまで拘束しるとした。
ある夜更け、楼閣に閉じ込められた吉備真備の前に、鬼が出現した。吉備真備は術を使って姿を消し、鬼に向かってこう言った。「私は日本国の使者だ。対面するならば、鬼の姿を変えて出て来い!」すると、衣冠に改まった姿の阿倍仲麻呂が現れた。実は、阿倍仲麻呂は吉備真備よりも先に遣唐使で来ていたが、同じく楼閣に幽閉されて餓死したのだという。
その阿倍仲麻呂が「子孫の様子が知りたい」と言ったので、吉備真備は教えてあげた。阿倍仲麻呂はたいそう喜んで、吉備真備に援助を申し出たのであった。そして、鬼である阿倍仲麻呂の協力により、皇帝から与えられた難問を吉備真備は次々と解決することができた。そして、最後の最後に突きつけられた難題が『野馬台詩』の解読である。『野馬台詩』は漢字がバラバラに配置された暗号文だった。これにはさすがの吉備真備も解読できず、阿倍仲麻呂もお手上げだった。そこで神仏に祈ったところ、一匹の蜘蛛が降りてきた。そして、その蜘蛛が伝う順番に読むことで解読できたのだった。これに驚いた皇帝は、吉備真備をさらに厳重に閉じ込めて餓死させようとした。
そこで、吉備真備は日月を封じる術を使って世の中を真っ暗にして中国を混乱に陥れたのだ。皇帝に向かって、「自分を日本に帰せば日月は戻るだろう」と話した。皇帝はついに降参し、願いを聞き入れると約束したのだ。吉備真備は術を解き、日月を出現させた。そして、解読できた『野馬台詩』と一緒に無事に日本に帰ることができたのである……。
予言書よりも予言書の成り立ちの方がドラマティックな予言書である。では、気になる『野馬台詩』の内容とはどのようなものであったのだろうか?
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