泥炭地で発見された「生きているようなミイラ」5選! 4000年前の人間が“苦悶の表情で”今そこにいる不思議
■ボックステンマン

いくら遺体を完璧に近い状態で保存できる泥炭地とはいえ、限界はあるようだ。1936年にスウェーデンで発見された「ボックステンマン」は、髪の毛を残す以外は、白骨化していた。遺体の服装から彼が14世紀頃に生きていたと判明し、また社会的地位も高い人物だったことがわかっている。しかし遺体の頭部には、後頭部・顎・右耳の3カ所にハンマーなどで殴られた形跡がみられ、推測では彼を殺害した犯人が泥炭の沼の底に遺体を投げ込み、殺人の罪を隠蔽しようとしたようだ。

■ハーラルスケーアの女性

トーロンマンやグラウベールマンが発見される100年以上も前となる1835年、デンマークの農家近くの泥炭地から「ハーラルスケーアの女性」と呼ばれるミイラ化した女性の遺体が発見されている。彼女の遺体は、世界でも最初に泥炭地から発見された遺体の1つだ。発見当時の遺体は泥炭の無酸素状態が影響し、骨格や皮膚、内臓などが完全に保存されていたという。また、研究結果から女性は紀元前490年頃に死亡したと判明している。「ハーラルスケーアの女性」は、現在同国のセント・ニコラス教会で保管されている。
(文=北原大悟)

参考:「LISTVERSE」、「Mummipedia Wiki」、「Amusing Planet」、「National Museum of Ireland」、「BBC NEWS」、「MENNESKETS OPRINDELSE」、「MessageToEagle.com」、「tripfreakz」、ほか
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2024.10.02 20:00心霊泥炭地で発見された「生きているようなミイラ」5選! 4000年前の人間が“苦悶の表情で”今そこにいる不思議のページです。ミイラ、デンマーク、北原大悟、ヨーロッパ、泥炭湿原などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで
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