CNNレポーターが人間の脳を食べ、グルは脱糞…! インドの死体崇拝カルト「アグホリ」取材に非難殺到!

 レザ・アスラン氏はイラン生まれの宗教学者で、CNNドキュメンタリー番組「Believer(ビリーバー)」のレポーターでもある。「ビリーバー」の最新シリーズでアスラン氏はインドのバラナシを訪ね、ヒンドゥー教の人肉食を行う宗派「アグホリ(Aghori)」の取材を行ったのだが――。


■ヒンドゥー教の異端宗派「アグホリ」とは?

 そこでアスラン氏はアグホリの儀式に参加し、グル(指導者)に勧められるまま人間の脳を口にし、頭蓋骨に注がれたアルコールを飲んだ。その後グルは脱糞し、それを自分で食べ、アスラン氏とTVクルーにも投げつけるという驚くべき行動に出た。このセンセーショナルなフィルムを放送した事で、現在アスラン氏とCNNは非難の的となっている。

CNNレポーターが人間の脳を食べ、グルは脱糞…! インドの死体崇拝カルト「アグホリ」取材に非難殺到!の画像1人間の脳を口にする番組レポーターのレザ・アスラン氏 「Daily Mail」の記事より

「アグホリ」はヒンドゥー教のシヴァ神の信者であり、死体を崇拝するヒンドゥー教の異端の宗派である。ヒンドゥー教の主流派は、彼らの信念や慣行を認めていない。

 アグホリは極めて変わった慣習で知られる。彼らは人間の頭蓋骨で作られたカップでアルコールを飲み、マリファナを吸い、ゴミ捨て場から腐った食品を食べ、動物の便、尿を口にする。アグホリの教えによれば、排泄物や腐った食品は自我を殺し、常に裸でいることによって恥という観念をなくてしまうという。

 また彼らは死体を崇拝し、人間の遺灰を身体や顔に塗っている。さらにはガンジス川から死体を拾い、その肉を食べ、骨は儀式に使う。

■各方面からの抗議

 米国議会で唯一のヒンドゥー教徒であるタルシー・ガバード下院議員は、「CNNがヒンドゥー教への恐怖心と誤解を深めるために、その影響力を使ったことを非常に不愉快に感じる」とツイートした。また、「番組の中で、アスラン氏とCNNはまるで動物園のように、修行僧たちのセンセーショナルな映像を撮影し、カースト、カルマ、そして輪廻に関して誤った固定観念を繰り返し視聴者に伝えた」と不快感を表明した。

 米国インド政治行動委員会(USINPAC)は、「テレビ局はインド人に対する憎悪を煽るレポーターたちを使い、ヒンドゥー教と人肉食を結び付けようとしている。ヒンドゥー教は世界で3番目に大きい宗教であり、その見方は極めて不当である」という声明を出した。

 またインド系アメリカ人団体は、「アグホリ」はヒンドゥー教の主流から外れた、信徒数わずか100人未満の小さな宗派であり、それをCNNはさもヒンドゥー教全体のように強調していると批判した。

 実業家のシャラーブ・クマール氏は「これはヒンドゥー教への攻撃だ」と「プレス・トラスト・オブ・インディア」紙に述べた。

 さらにクマール氏はツイートした。「CNNはヒンドゥー教に敬意を払わない。世界中すべてのヒンドゥー教徒はCNNをボイコットするべきだ」と。トランプ大統領と近しい関にあるクマール氏は「共和党のヒンドゥー教連合が何らかのアクションを取る」とも主張している。

 このように各方面からCNNとアスラン氏に対して激しい批判が巻き起こっているが、当のアスラン氏は謝罪を拒否した。ツイッターでも彼はこの論争を煽るようなコメントを出し、この騒ぎを積極的に楽しんでいるようだ。そして自身のフェイスブックには、「死人の脳みその味を知りたい? 炭だよ! カリカリに焼けていたよ!」と書き込んでいる。

 確かにセンセーショナルかつグロテスクな映像であることは間違いない。テレビ的には「おいしい」映像だったのだろうが、ニュース専門局・CNNのドキュメンタリーに相応しい内容かどうかは疑問だ。これを見て、「ヒンドゥー教徒は人食い」等の誤解や偏見がはびこらないことを願いたい。
(文=三橋ココ)

参考:「Daily Mail」、「Quora」、ほか

※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。

CNNレポーターが人間の脳を食べ、グルは脱糞…! インドの死体崇拝カルト「アグホリ」取材に非難殺到!のページです。などの最新ニュースは知的好奇心を刺激するニュースを配信するTOCANAで

トカナ TOCANA公式チャンネル