世界滅亡の前兆か!? 夜空を刺すように“上向き”に走る紫色の稲妻「巨大ジェット」出現!=オーストラリア
今年3月28日、オーストラリア西部・ピルバラ地域で奇妙な天体現象が写真家ジェフ・マイルスによって撮影された。大地を覆う厚い雨雲から、満天の星空に向かって紫色に輝く一本の稲妻が走る。息を飲むほどの美しい光景を撮影したジェフは、「こんなにも貴重な瞬間を自分の目で見られるなんて、とても衝撃的だった」と感嘆の声を漏らした。
この「超高層雷放電」(巨大ジェット)は、成層圏(高度11~50km)から中間圏(高度50~80km)へと稲妻が走る現象で、発生時間も1秒前後とかなり短い。ジェフは「今までにほんの数回程度しか撮影されなかった巨大ジェットを、一度に6本も見られるなんてラッキーだったとしか言いようがない」と、興奮気味に語っている。これは非常に奇妙な自然現象であり謎も多く、科学者の中にはその存在を確信していない者もいるほどだったのだ。
しかし、今回の異様なまでに美しい現象を、ただ感動して見ているわけにはいかない。というのも、大災害が起きる前には決まって奇妙な自然現象が目撃されているからだ。1万5,000人以上の死者を出した東日本大震災の前にも、空の異変が目撃されている。当時のツイッターには、地震が発生する数日前から虹色に染まった雲や、大きな虹に包まれた太陽、真っ赤に染まった月などを収めた写真が多数投稿されており、その他にも大量に発生した真っ黒な雲が猛スピードで流れる様子も目撃されていたのだ。
また「地震発光現象」と呼ばれる、地震の前に起こる奇妙な発光現象も世界各地で目撃されている。2009年にイタリアを襲ったラクイラ地震の発生前には、石畳の上に浮かぶ不思議な光を大勢の市民が目撃した。本現象については科学的な解明が進み、地殻の変動によって生じた電荷が空中に放出されることで発生するとの研究結果もある。
美しい光景は時として、何か恐ろしい災害の予兆でもあることを肝に銘じておきたい。
(文=山下史郎)
参考:「Daily Mail」、ほか
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