NASAが発表!土星の衛星「エンケラドゥス」に生命存在の可能性大!! エイリアンの姿を完全再現!(監修:世界的天文学者)
●氷の下の世界
X氏 先述したようにエンケラドゥスの唯一のエネルギー源は熱水噴射口です。そのため、生命が発生してもなかなか噴射口の周辺から広まらないかもしれません。すると、それぞれの熱水噴射口がそれぞれの生命圏を築き、独自に進化している可能性があります。
言ってしまえば、彼らにとって熱水噴射口は神のようなものです。事実、人間もエネルギー源である太陽を神として崇めてきました。もしかしたら、それぞれの生命圏がお互いの熱水噴射口を巡って争奪戦を繰り広げているかもしれませんね。
彼らがより平和的で高度な文明を持っているとしたら、熱水噴射口を掘り進み、効率の良い発電所を作ったり、より強力なエネルギーを求めて地下都市を開発していくかもしれません。そのレベルの文明力があるとしたら、土星の潮汐力を利用した水力発電もできるでしょう。
●氷の上に進出した場合
X氏 エンケラドゥスの海には上下の感覚がないため、生命体が氷の壁の存在に気付くには相当時間がかかると思います。彼らにとって宇宙は遥か彼方の存在なのです。彼らが初めて氷を突き破り宇宙空間に出て、眼下を覆いつくす土星を見た時の感動は筆舌に尽くしがたいものがあるでしょうね。
少し脱線しますが、もし彼らが宇宙に飛び出していくとしたら、どこに向かっていくか。これは非常に興味深いトピックです。やはり、まずは土星に注目するとは思いますが、エンケラドゥスと似たエウロパに興味を示すかもしれません。地球は太陽に近すぎるから、生命が存在しないと考えるかもしれないですね(笑)
――地上に出た場合、エンケラドゥス星人の姿は変化するでしょうか?
X氏 まず、二足歩行はないですね。重力があまりにも小さすぎます。やはり球状ではないでしょうか。触手があってもおかしくありません。コロコロ転がって移動すると思います。とはいえ、彼らは水棲生物ですからそのままでは地上で生活できません。体を守るために鎧のような分厚い皮膚が必要になるでしょうし、水分も不可欠です。体中をゼリー状の水分で覆えば地上でも活動できるようになります。進化が間に合わなければコロニーを形成するでしょう。といっても水槽のようなものになると思いますが。また、目が発達するとしたら光のある地上に出てからです。
●エウロパに生命が存在する可能性
――木星の衛星「エウロパ」においてもエンケラドゥスと同じような熱水噴射口が存在すると考えられています。エウロパにも生命が存在すると考えられますか?
X氏 エウロパとエンケラドゥスには重要な違いがあります。まずエンケラドゥスよりも重力が大きい点です。重力があるということは、水圧があり浮力も存在するということですので、地球の海により近いと考えられます。この場合、生命に上下の感覚が生まれるでしょうから、クラゲのような生物が発生すると思われます。
また、エウロパの氷は1kmとエンケラドゥスの10分の1の厚さのため、より早く地上に進出するでしょうね。地上に出たら進化のスピードが速まります。
あくまで生命の存在確率が高いのはエンケラドゥスの方ですが、氷が薄いエウロパの方が、生命探査がし易いという利点があります。ですから、NASAは2020年に探査機「エウロパ・クリッパー」を打ち上げるのです。賢明な判断だと思います。
※次頁はいよいよ、以上をもとに導き出した「エンケラドゥス星人」の衝撃的姿を世界初公開!
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2024.10.02 20:00心霊NASAが発表!土星の衛星「エンケラドゥス」に生命存在の可能性大!! エイリアンの姿を完全再現!(監修:世界的天文学者)のページです。宇宙人、NASA、木星、エイリアン、エウロパ、エンケラドゥス、土星、エンケラドゥス星人、カッシーニなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで