「人類恐竜共存説」の真偽をめぐるガチバトルがアメリカで勃発! アメリカ社会が抱える“1億ドルの闇”が関係している!?
――科学分野だけではなく、オカルト・不思議分野にも造詣が深い理学博士X氏が、世の中の仰天最新生物ニュースに答えるシリーズ
恐竜と人間はある時期まで共存していたが、恐竜はノアの方舟で救われずに大洪水で絶滅した――。このような説が、現代のアメリカで真剣に議論されているのをご存知だろうか。今月14日付の英紙「Express」が詳細を報じている。
■証拠もたくさん!? 人類恐竜共存説
ご存じのように恐竜は約6,600万年前に絶滅し、現生人類が登場したのはおよそ20万年前というのが一般的な認識だ。だが、創造論者(創造主である神によって天地万物が創造されたと主張する人々)のケン・ハム氏は、恐竜と人間の“共存説”を唱えている。ハム氏の主張によれば、恐竜と人間はある時期まで共存していたが、4300年前に発生した大洪水によって恐竜たちは絶滅してしまったという。そして今回、彼はアメリカの有名な科学番組の司会者ビル・ナイ氏との討論で、持論を繰り返し主張し、「その決定的な証拠もある」と発言したのだ。
科学的に考えれば6500万年を上回る膨大な時間の壁があることになるのだが、実は「恐竜と人間がかつて共存していた」という説は、これまでにも繰り返し議論されてきた。恐竜の絵が描かれた「カブレラ・ストーン」(ペルー)や、恐竜と人間の足跡が並んで残っているという「パラクシー川の化石」(アメリカ)など、共存の証拠とされるオーパーツも存在する。果たして真実はどうだったのだろうか。我々は生物学に詳しい理学博士X氏に見解を求めた。
■奥深い創造論の世界
「恐竜と人間が共存していたという科学的な証拠は一切ありません。証拠とされるものも捏造や誤認であると確認されています」
X氏はにべもなく共存説を否定した。人間と恐竜が同じ時代を生きたというイメージはなかなか魅力的であるものの、現実にはそんなことはなかったというのが現代科学の定説であるとのこと。
「こういう説を未だに大真面目に取り上げるのは創造論者、それも聖書の言葉を厳密に信じている人々だけでしょうね」
X氏の指摘する通り、ケン・ハム氏は宣教団体「アンサーズ・イン・ジェネシス(AiG)」の会長兼CEOである。この団体は、創世記の記述を文字どおりに解釈しており、世界は約6000年ほど前に神が6日のうちに創造したと主張している。当然ながら彼らは進化論を否定し、全ての生物は神によって一度に作られたと考えている。
しかし、一口に創造論と言っても、いくつかのタイプがあるとX氏は解説する。
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2024.10.02 20:00心霊「人類恐竜共存説」の真偽をめぐるガチバトルがアメリカで勃発! アメリカ社会が抱える“1億ドルの闇”が関係している!?のページです。キリスト教、聖書、恐竜、オーパーツ、吉井いつき、理学博士、進化論、ノアの方舟、創造論などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで