地球に6度目の大絶滅がくる? “5次元宇宙”提唱者リサ・ランドール博士が警告! 宇宙人問題にも言及(インタビュー)
今から17年前、『ワープする宇宙』(NHK出版)において高次元世界(5次元、6次元など)の存在を理論的に提唱し、物理学の世界に革新をもたらした科学者がいる。その名は、米・ハーバード大学物理学教授リサ・ランドール。
素粒子物理学と宇宙論を専門とする博士の新著『ダークマターと恐竜絶滅』(NHK出版)は、表題の通り恐竜の絶滅に「ダークマター」の力が関与していた可能性について最先端の物理学と古生物学を織り交ぜて論じた意欲作だ。単なる科学書ではなく、宇宙と生命の起源から現在に至るまでの軌跡を、まるで著者とともに旅するかのような歴史スペクタクルともいえる。
そして今回、ついにトカナは来日中のランドール博士への独占インタビューを敢行! ダークマターをはじめとする最新の研究成果からAIなどの近未来技術、さらに幽霊や超能力といった超常現象、果ては人間の愛と心、そして博士の私生活に至るまで、詳しく話を聞いた!
■大絶滅は、くるのか!?
――トカナのインタビューを受けていただき、本当に光栄です。まずは、博士の最新刊に関連する内容からお聞きします。本書では、地球の生物絶滅に関して5つの段階があったと述べられていますが、次なる“第6の絶滅”としての大量絶滅はあるのでしょうか?
ランドール 私たちは、もっと“第6の絶滅”、そして地球に関して憂慮するべきで、それがこの本を書いた理由でもあるのです。ものごとの変化に対して、もっと慎重になる必要があります。
――いつの日か第6の絶滅はくる、と。では、もしもそれが明日だとしたら、どのように残りの時間を過ごしたいですか?
ランドール それは大絶滅が1日で済むのかにもよりますよね。済まないでしょうが。それに私自身も死んでしまうならば、大したことはできないでしょう。ただし、私たちは今まさに大絶滅の最中にあるかもしれないのです。そうであれば、この絶滅のスピードが上がったところで、大抵の人は気づかないほどの小さな影響しか及ぼさない可能性も考えられます。
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